装甲機ゴウラムは、仮面ライダーシリーズに登場する戦士。
各作品での設定[]
『仮面ライダークウガ』[]
- リントが戦士クウガの支援用に作った、意思を持つ「馬の鎧」。巨大なクワガタムシ型の通常形態を持つ。霊石アマダムを内蔵しており、クウガの求めに応じて飛来し、単体でもクウガが脚に掴まった状態で飛べるほか、彼の乗るバイクに融合合体して強化することも出来る(その際、バイクはゴウラムの力で融合しやすいように変形する)。しかし、当初トライチェイサーと融合した際は、戦闘後に金属成分を失って化石状の破片になってしまい、その度に金属を何らかの手段で補給することで形を保っていた。普段は科学警察研究所で保管されており、クウガ=雄介の戦う意思に応じて戦場へと赴く。クウガの元へ飛来する時などはリント語を発している。
『MASKED RIDER KUUGA EDITION -オデッセイ-』[]
- 古代のクウガと共に戦った。現代とは違い、古代人の家などに使われた植物を媒介に緑色の霊石が融合した物。ズ・ゴオマ・グの飛行能力に苦戦するクウガの元に駆け付けた。戦士クウガと意思の疎通が出来るのは現代と同じである。現代と最も異なる点は馬と合体し、鉄騎となる事にある。
機能[]
- 最高飛行速度500km/h、クウガ吊り下げ時200km/h
- 全長:270cm
- 全幅(翅を開いた状態):120cm
- 大あごの長さ:101cm
- 頭部の碑文:「来たれ 甲虫をかたどりし馬の鎧となるしもべよ」
- 脚部の碑文:「戦士としもべ手と手をつなげ さらば大いなる飛翔あらん」
- 腹部の碑文:「心清き戦士の泉涸れ果てし時 我崩れ去らん」
- クウガがアルティメットフォームとなって理性を失い暴走すると、砂へと変わり消滅するようになっている。これはアルティメットフォームに変身したクウガが世界を破滅させるほどのパワーを有し、ゴウラムを使って世界を破壊して廻る危険性があるためであるが、最後の戦いが終わった後もゴウラムがそのままの形で残っていたことが、雄介が憎しみの心を抱かずにアルティメットフォームへと変身したことの証明となった。
トライゴウラム[]
- 最高速度400km/h
- 全長:320cm
- 全幅:110cm
- 全高:120cm
- トライチェイサーとゴウラムの融合形態。全速力で敵に体当たりを食らわせる「トライゴウラムアタック」が必殺技。
- ベースマシンはヤマハ・V-MAXで、ビートゴウラム・ライジングビートゴウラムとも同じ。なお、V-MAXは『人造人間ハカイダー』でも使われているが、ライダーマシンとしては、ヤマハ車は初登場。
ビートゴウラム[]
- 最高速度570km/h
- 全長:320cm
- 全幅:110cm
- 全高:120cm
- ビートチェイサーとゴウラムの融合形態。ビートチェイサーがゴウラムとの合体を前提として開発されているため、トライチェイサー以上に合体による性能強化が顕著になっている。また、合体にかかる時間も短縮されている。弱らせた怪人を安全地帯に運ぶために乗ることが多い。デザインの都合上、方向転換の際にゴウラムが地面に接触するなど、機動性には難があるようである。
ライジングビートゴウラム[]
- 最高速度700km/h
- 全長:320cm
- 全幅:110cm
- 全高:120cm
- ビートゴウラムがライジングフォームの影響で変化した形態。
- ライジングフォームの力を加えた「ライジングビートゴウラムアタック」が必殺技で、劇中では雄介が「金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック」と命名している。この形態になった後、科警研に帰還したゴウラムは気力を出しきったかのように白がかった状態になってしまった。
鉄騎[]
- 全長:330cm
- 全高:190cm
- 全幅:120cm
- 『MASKED RIDER KUUGA EDITION -オデッセイ-』オリジナル。ン・ダグバ・ゼバの乗る巨大な馬とゴウラムの融合形態。
脚注[]