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ネオショッカーとは、仮面ライダーシリーズに登場する架空の犯罪組織である。

登場作品 編集

概要 編集

歴代暗黒組織を操っていた大首領が自爆して平和になった地球に新たに現れた秘密組織。かつて猛威を振るった悪の秘密結社・ショッカーの名を継ぐ組織だが直接の関係は不明[1]。動植物や妖怪をモチーフとした怪人を操り、来るべき食糧危機に備えて世界の人口を3分の1に減らし、残った人間は改造人間として手先に使い世界を支配するのが目的。初期では倒された怪人・アリコマンドやその手にかかった犠牲者は、青い光を発しながら蒸発するシーンが随所にあった。初代幹部のゼネラルモンスターが怪人ヤモリジンとして敗北し粛正された後は魔神提督が着任、8人ライダーと死闘を繰り広げた。「N・S」の文字を繋げ、かつての「ショッカー」のように鷲(ワシ)に見立てたシンボルマーク。

構成 編集

首領 編集

ネオショッカー大首領
声:納谷悟朗
ネオショッカーの支配者。ショッカーの首領との関係は不明[2][3]

幹部 編集

ゼネラルモンスター
演:堀田真三
日本支部初代幹部。
魔神提督(まじんていとく)
演:中庸助
日本支部二代目大幹部。
パリ会議に出席した各国支部長
第7話において、パリ会議に出席した各国支部長。「人間減らし計画」がいずれも順調であると報告している。
インド支部長
インド支部の代表。
モスクワ支部長
モスクワ支部の代表。
北京支部長
北京支部の代表。
エジプト支部長
エジプト支部の代表。
ポーランド支部長
ポーランド支部の代表。

怪人 編集

幹部の指示に従い、作戦を行なう改造人間たち。ガメレオジンからドラゴンキングまでの怪人は頭部に逆三角形の形をした赤いランプが付いている(これは体内メカの異常な熱上昇を防ぐ為の冷却装置の作動を示すものであり、闘争心が高まり体内メカがフル稼動し始めると輝く。ちなみに怪人の死亡時の体温は2000℃)。主に動植物の能力を移植されているが、妖怪的な姿をした者もいる。初期の怪人には名前の最後に『ジン』という名が付いていたが、中盤以降は名前の最後に『ロン』か『ンガー』と付く怪人が何人かいた。魔神提督の着任後は海外の支部から呼び寄せられた強力怪人が導入された。

科学者 編集

プロフェッサー・ドク
第16話から第18話まで登場した、改造人間研究者でゼネラルモンスターの友人。彼のスカイライダー打倒計画をサポートしたが、ゼネラルモンスターが倒された後、着任直後の魔神提督により死刑判決を受ける。判決の際「死刑とはあんまりだ!」と抗議したが「お前は無能じゃ!」との理由により命乞いも空しく、シビレイジンの電気椅子で処刑され、跡形もなく消滅してしまった。
ドクター・メデオ
第38話に登場。仙人のような格好をした科学者で、脳改造が趣味。求人広告で若者たちを集めてアリコマンドに改造しようとした。アジトに乗り込んだストロンガーの電ショックにより倒された。
ドクターX
第52話に登場。小児科医院にカモフラージュしたアリコマンドドックでアリコマンドの修理・廃棄を手がけている。
命乞いをする重傷のアリコマンドに対して、「使い物にならなくなったら、廃棄処分されるのが宿命」と笑いながら生命維持に重要なパーツを抜き取り絶命・廃棄処分させていることからもサディスト的な性格がうかがわれる。
ちなみに、かつて筑波洋の改造手術を担当したことがある。
洋、城茂に追い詰められた際に洋の父・洋太郎を「自身が改造した人間の中でも最高の芸術作品」と豪語したことで洋の逆鱗に触れ、勢い良く殴られた(しかし、彼の豪語は後に偽りであることが判明)。

アリコマンド 編集

他の組織での戦闘員。

アリコマンド(黒)
一般の人間を改造し、アリの能力を付与した改造人間。外見は黒いタイツ状の皮膚で全身が覆われ、その額にはアリの改造人間である証として退化した触角が生えている。腰に巻かれたネオショッカーの紋章をあしらったベルトのバックルは、怪人の金色に対して、下等な改造人間であることを示す銀色である。
通常「ヒャイーッまたはケイーッ」と言う甲高い奇声をあげて意志の表現を行っているが、怪人などとのコミュニケーションの際は必要に応じて人間の言葉を話すことも可能である。ただし時には人間の言葉と奇声が交じり合ってしまうこともある(19話での断末魔の悲鳴、39話での笑い声など)。
身体的には100メートルを5秒で走り、10メートルの跳躍力を持つとされている。特殊能力としては、地中から自由に出現できるアリの能力を与えられている。また、人間に化けて活動することも多く、筑波洋を欺いたこともある(15話)。時には岩石に姿を変えることもあった(1話)。
死ぬとマスクの口の部分から白いガスを吐き全身が青白く光り溶けて消えてしまう(1話,5話)。例外的に、死後白骨化してしまう場合もあった(33話)。
通常は武器を持たないが、作戦に応じて棒や剣・チェーンなどを与えられる。中には特訓によりスカイライダーと同等のスカイキックを修得した者もいる(47話)が、そのほとんどは怪人の能力の実験台にされたり、役に立たなくなったと判断されると即座に廃棄処分にされる(52話)など、歴代の仮面ライダーシリーズの戦闘員と比べても消耗品扱いの傾向が強い。
ちなみに、劇中ではアリコマンドの改造・修理過程や育成のための養成所が描かれている(38話・52話)。38話で脳の改造手術をうけた若い男性達が頭蓋骨をノコギリで切断され、頭部の縫合部分も荒く仕上げられている様子からも怪人と違い改造手術自体も粗製であることがうかがえる。また、52話で仮面ライダー達の襲撃を受けた養成所で訓練中のアリコマンドたちが逃げ出していることからも、脳改造による忠誠は必ずしも絶対的なものではないようである。
36、37話ではドラゴンキング配下の拳法を使用する部隊・闇の戦士団が登場した。作業の合間に指相撲をして遊んでいるなどお茶目で人間臭い者も存在する(47話)。このほか、玩具のみであるがアリコマンダーと呼ばれる、軍服と軍帽を着用した指揮官らしき存在が設定されている。
白アリコマンド
白アリの能力を付与した改造人間。怪人製作やライダーの能力分析が主な任務。白いタイツ状の皮膚で全身が覆われており、黒アリコマンドと同様に額に退化した触角を持っている。
腰に巻かれたネオショッカーの紋章をあしらったベルトのバックルは、やはり黒アリコマンドと同様に下等な改造人間であることを示す銀色であるが、黒アリコマンドよりは身分が上であり、15話でのアオカビジン誕生の際には、実験台となった黒アリコマンドが溶けて死ぬ様子をアオカビジンとともに喜ぶ様子や49話では肩車として乗った黒アリコマンドを物として扱っている様子が見られる。
黒アリコマンドと同様に「ヒャイーッ」または「ケイーッ」と言う甲高い奇声をあげて意志の表現を行うが、各種科学任務に就くための必要性からか、コミュニケーションの際に人間の言葉で話すことが黒アリコマンドに比べて圧倒的に多く、奇声をあげる機会は敬礼や戦いなどで身体を動かす際や返事に限られているようである。
筑波洋を改造した際には志度博士が助手として特に手先の器用な白アリコマンドを選んだと当時の児童向け資料に書かれている。
また、戦闘能力は一般の黒アリコマンドと比較しても、著しく劣っている。戦いの際にも殆どの白アリコマンドが、パンチやキックさえ満足に繰り出すことの出来ない無抵抗に近い戦闘力の低さでスカイライダーに倒されている。
普段はアジト内で活動する白アリコマンドだが、例外的に40話では怪人オカッパ法師の頭部の皿が乾かないように湿らす専属要員として2名の白アリコマンドが最前線での任務に就いた。彼らは、他の白アリコマンドとの差別化のためか、「ホイッ、ホイッ」という奇声を発声していた。やはり無抵抗の状態でスカイライダーに2名とも倒されている。

ドクロ暗殺隊 編集

第53話・第54話(最終話)に登場した大首領直属のアリコマンド部隊。顔をドクロの面で覆っている。
大首領の命令により洋と母親を襲撃、駆け付けた一文字隼人と洋により全滅したかに見えたが、生き残った隊長はボウガンで洋の母を殺害、怒りに燃える洋の反撃により絶命。スカイライダーはこのボウガンで大首領の弱点である右足の裏を射抜く。

巫女集団 編集

第52話・第53話に登場した大首領直属のアリコマンド部隊。通常の黒アリコマンドが巫女の衣装を着ているだけなので、特別な改造は施されていないものと思われる。主に大首領のために舞いを披露したり、食事など身の回りの世話をすることが主任務。ちなみに巫女とはいえ、全員が男性を改造したアリコマンドである。

兵器 編集

アリコマンド用特殊催涙弾
第52話に登場した仮面ライダーストロンガーこと城茂によって開発されたアリコマンド用の催涙ガス弾。人間には無害であるがアリコマンドにだけ催涙効果を発揮する。ガスの色は白。発炎筒状の形状をしており、投擲によって使用される。この特殊催涙弾によって、城茂と筑波洋はアリコマンドの前進基地から長沼博士の救出に成功した。その際、ガスを吸ったアリコマンドたちは激しい咳が停まらなくなり身体の自由が奪われ、堪らずにアジトから飛び出している。

施設 編集

アリコマンド養成所
第38話・第52話に登場したネオショッカーの戦闘員アリコマンドの養成施設。
第38話「来たれ城茂! 月給百万円のアリコマンド養成所」では、所長の怪人ガマギラスのもと、ネオショッカーの科学者ドクターメデオが若い男性たちにアリコマンドになるための脳改造手術を施していた。ちなみにマコリアインターナショナルという架空の警備会社の募集という形で、若い男性たちを集めていた。ストロンガーとスカイライダーの活躍により、養成所は破壊されている。その戦いの際、感電死したアリコマンドが1名、仮面ライダーたちに盾とされてガマギラスの溶解液を浴びて溶けてしまった不幸なアリコマンドが2名いた。
第52話に登場した養成所は改造後のアリコマンドの訓練施設であった。所長は隊長蛇塚。一人前の戦闘員になるために訓練中のアリコマンドたち(画面上では20人及び蛇塚付きの2人が確認できる)が、激情に身を任せて突入してきたスカイライダーによって攻撃を受けた。一時的に優勢に立ったもののストロンガーが加勢に加わると途端に形勢が不利になると逃げ出すアリコマンドも多数存在した。
以上の養成所は日本各地に設置されていたようである。

備考 編集

  • 『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』でもネオショッカーという組織が登場するが、ショッカーの残党が組織するなど、こちらでは「新たなショッカー」という意味で使用されている。なお、ショッカー壊滅後に生存していた死神博士がネオショッカーに入っている。

脚注 編集

  1. 当時から関連書籍等で、ショッカーとゲルショッカーの残党が関与しているとの記述が多い。
  2. 後年の派生作品では、ショッカー首領の設定にネオショッカー大首領と同じ暗黒星雲の出身とされることがある。
  3. 『SPIRITS』や『EVE』では、ショッカー首領とは別の存在として扱われている。

関連項目 編集

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