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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーアマゾン
仮面ライダーアマゾン
テレビドラマ
原作 石森章太郎
監督 塚田正熙、山田稔田口勝彦折田至、内田一作
制作 毎日放送東映
放送局 毎日放送・NET
放送期間 1974年10月19日 - 1975年3月29日
話数 全24話
テンプレート使用方法 ノート

仮面ライダーアマゾン』(かめんライダーアマゾン)は、1974年昭和49年)10月19日から1975年(昭和50年)3月29日まで、毎日放送NET系列で毎週土曜19時30分から20時00分(JST)に放送された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第4作である。

特徴 編集

「噛みつき」や「引っ掻き」といった野性味あふれる攻撃、切り裂かれ血しぶきを上げながら散っていく怪人など、シリーズの中でも特に異彩を放っている。後に野性的な戦闘スタイルは後の「真・仮面ライダー・序章」の仮面ライダーシンと「仮面ライダーアギト」のギルスに受け継がれている。主役ライダーのメインの必殺技が歴代ライダーで初めてキック技ではないのも特色である。これは、前作『仮面ライダーX』が、その意欲とは裏腹に人気が出ず9ヶ月で打ち切られた反省から、第1作『仮面ライダー』第1クール(旧1号編)の制作方針である「異形のヒーローが活躍する、神秘に満ちた本格的怪奇アクションドラマ」への原点回帰を目指したためである。主題歌もシリーズ1作目「レッツゴー!! ライダーキック」と同じ子門真人が再び担当し「仮面ライダー」という世界の意趣晴らしを突き詰めた結果、新しい仮面ライダー像を生み出す事に成功した。企画段階では「仮面ライダードラゴン=ドラゴンライダー」や、従来通りのバッタ風、芋虫?をモチーフとした石森のデザイン画も幾つか存在している。

生まれて間もなく南米アマゾンの奥地で遭難し、野獣の中で育ったが故に言葉もわからず、文明も理解できないまま日本に一人で放り出され、周囲の誤解に遭いながらも、ゲドンと孤独な戦いを続ける主人公の仮面ライダーアマゾンこと野生児アマゾン=本名・山本大介の悲哀を描いたハードなドラマも魅力だった。こうした怪奇性と悲哀を前面に出す基本となったパイロット編(第1・2話)は、助監督の長石多可男をはじめとする『イナズマンF』のメインスタッフが本作品の制作の中心となった結果である。

動物や昆虫の特性を取り込んだ造形の獣人を尖兵とし、食料となる人間を片っ端から誘拐してはその生き血を抜き取って殺していき、その人間の死体を食肉として保存する悪の組織ゲドン。しかし、その怪奇性とヒーローの孤独を中心に据えた作品展開が仇となり多くの子供たちに敬遠されてしまい、当初は好調だった視聴率が徐々に低迷してきたため、モグラ獣人がアマゾンの仲間になるあたりから大きな方向転換を余儀なくされ、低年齢向けの作風へと変化して視聴率の回復が図られた。[1] 視聴率回復のための強化策は次の3点である。

  • アマゾンがキックやパンチといった従来の仮面ライダー同様のアクションを多用するようになる。
  • 岡村まさひこ、岡村りつ子、立花藤兵衛といった仲間たちのサポートを受けて戦う。
  • 明朗な痛快活劇を基本とした平板な展開が中心となり、モグラ獣人を中心としたコミカルな要素も加わる。

低年齢向けを目指した路線変更は、第14話でガランダー帝国が登場してから更に加速していくこととなる。古代インカ帝国の秘宝と、その秘密のカギであるギギの腕輪をアマゾンから奪うことを作戦の中心にすえたゲドンとは異なり、ガランダー帝国はインカの秘宝は自分たちの世界征服作戦には必要ないとし、ギギの腕輪を奪うことよりも世界征服作戦を優先させた。ガランダー帝国は、従来のシリーズの悪の組織ではあまり例のない規模の都市破壊をはじめとする大掛かりな作戦を次々と行っていき、その大掛かりな作戦を阻止していくアマゾンの活躍を、ダイナミックかつ軽快に描いていった。

登場人物 編集

仮面ライダーアマゾンと仲間たち 編集

アマゾン / 山本大介(やまもと だいすけ) / 仮面ライダーアマゾン
本編の主人公。生後まもなく飛行機事故によって南米アマゾンで探検家の両親とともに遭難した日本人。23歳。大自然の中で動物とともに育ったため当初はほとんど言葉を話すことができなかったが、ストーリーの進行とともに様々な言葉を覚えていくこととなる。野生の中で育ったため素朴で素直、そして活発で感情表現も直接的で文明に慣れてなく、周囲の人間との誤解から一時はホームシックにかかりゲドンとの戦闘を放棄して南米に戻ろうとした。ジャングル育ちゆえ薬草の知識が豊富で草笛が得意。長老バゴーの与えた催眠暗示に従い、亡き父の友人高坂教授に会うために日本にやってくる。従来の仮面ライダーと違い変身前でも高い格闘能力を誇り、変身せず獣人を敗走させた事もある。パワーは中型オートバイを持ち上げて運ぶ程である。仲間が傷つくことを極度に嫌い、特にモグラ獣人を殺したキノコ獣人に対する攻撃は、壮絶なものであった(第20話)。
高坂博士の知人であった立花藤兵衛、高坂博士の甥・まさひこや姪・りつ子からは「アマゾン」と呼ばれており、大介自身も自分の本名を知らなかった為、周りから呼ばれるままに自身のことを「アマゾン」と称し、OPクレジットでも「アマゾン / 仮面ライダーアマゾン」となっていた。山本大介という呼称が用いられていたのは、本放送中ではTVシリーズ第1話の冒頭と当時の幼年誌等の紙上のみである(ただし、高坂博士は大介のことを山本教授の息子であることを見抜いている)。初めて「仮面ライダーアマゾン / 山本大介」とクレジットされたのは、次作『仮面ライダーストロンガー』終盤に客演した時であり、その放送直後の特番『全員集合!7人の仮面ライダー!!』も同様であったが、本編中ではそう呼ばれることはなかった。『不滅の仮面ライダースペシャル』において立花藤兵衛、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』において風見志郎 (V3) は本名を知っていたが、アマゾンの素性が明らかになった経緯などは語られていない。
立花藤兵衛
第3話から登場。歴代の仮面ライダーを育て上げた名トレーナー。バイクレースに出場中、カマキリ獣人に襲われるがアマゾンに救われる。Xライダー時と同様にアマゾンの変身を目の当たりにし、瞬時に「仮面ライダー」と認めた。以後は第4話でジャングラーを制作するなどアマゾンをサポートし、共にゲドンやガランダー帝国と戦う。高坂博士とも知り合いで、まさひこやりつ子の事も知っていた。誤認で警察に捕まったアマゾンの身元引受人を買って出たこともある。
岡村まさひこ(おかむら まさひこ)
来日した大介と最初に友達になった小学二年生の少年。高坂教授の甥。年齢の割に頭がよく、文明を知らない大介に日本語や日本の風習を教えた。少し生意気な事を言う時もあるが、正義感は強く、獣人も恐れない勇気を持つ。
後の『仮面ライダーSPIRITS』第3部において、成長したまさひこが「マサヒコ」とカタカナ表記で登場。
岡村りつ子(おかむら りつこ)
まさひこの姉。当初は無茶をする弟を心配するあまり、彼を戦いに巻き込むアマゾンの事を嫌っていた。しかし、第9話でカニ獣人の魔手から救われてからは心を開き、それまで腰蓑1枚しか身につけていなかったアマゾンに、「日本の冬は寒い」と上着を贈った。『仮面ライダー年代記』など、一部の仮面ライダー書籍の本作の登場人物紹介では割愛されることが多いヒロインだが、りつ子がアマゾンに完全に心を開く第9話などは『東映ヒロインMAX』vol.2のヒロインベストエピソードにも掲載され、高く評価されている。お正月オンエアの第12話では晴れ着姿を披露している。
なお、この姉弟の苗字は、過去の出版物では「高坂」と書かれることもあったが、これは漫画版の設定であり、TV版では劇中でまさひこが「岡村」と言っている。演じた松岡まり子は、仮面ライダーシリーズのライバルというべき裏番組『お笑い頭の体操』の歴代女性アシスタントの一人だった。
『仮面ライダーSPIRITS』単行本15巻の裏表紙でまさひこ、モグラ獣人と共に彼女の姿が描かれている。
長老バゴー
第1話に登場。南米アマゾンの大密林の奥深くに隠れ住んでいた古代インカ一族の末裔の長老。インカ文明の秘密を狙う十面鬼によって一族は殺され、自身も瀕死の重傷を負う。しかし死の直前、山本大介をアマゾンライダーに改造。ギギの腕輪を託し、高坂博士と会うように彼に暗示を与えて絶命した。
モグラ獣人
第5話から登場。元ゲドンの獣人。鼻先が花のように開いている。「チュチュ〜ン」という鳴き声と共に地中から出現。まさひこを誘拐してアマゾンをおびき出し、倒そうとした。しかしアマゾンに敗北して逃走、十面鬼の怒りを買い処刑されかけるがその寸前にアマゾンに救われ、以後は彼の協力者となる。とはいえ積極的に戦おうとはせず、情報を提供したり、サポートに徹していた。まさひことは仲が良く、「モグラ」と呼ばれ慕われていた。第20話でキノコ獣人がばら撒いた人食いカビの解毒剤を入手するためキノコ獣人に接近するが、企みを見抜かれてキノコ獣人の猛毒を浴びてしまい、死亡。しかし、瀕死のモグラ獣人が持ち帰ったカビから解毒剤が完成し、東京は救われた。その死にアマゾンとその仲間たちは敬意を表し、涙した。墓標にはモグラ獣人の頭の形をした模型、「勇気の士(ひと)モグラ獣人の墓」と書かれたプレートが添えられていた。
アマゾンとの対決で残像を生みだすほどスピードをみせたが、地中での活動範囲は地下10m程度である。カニ獣人、獣人ヤマアラシ、獣人ヘビトンボにも劣勢だった。アマゾンについて以降のゲドン側からは「裏切り者」、ガランダー側からは「ゲドンの生き残り」と総称される。
ゲスト出演
ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス
設定が異なるため、本作には登場しないはずの人間態が登場する。
『仮面ライダーディケイド』
直接登場することは無かったが、主人公一行が「アマゾンの世界」へ訪れたとき、光栄次郎がモグラ獣人の格好をすることになる。

ゲドン 編集

GOD機関壊滅後に現れた十面鬼ゴルゴス率いる秘密結社。南米よりアマゾンが所持する「ギギの腕輪」を狙って日本に来襲してきた。動物や昆虫を強化して人間並みの知能を持たせた「獣人」(例外あり、後述)、戦闘員である「赤ジューシャ(従者)」を操り、アマゾンの持つギギの腕輪を狙う。獣人は改造手術によって生まれる個体と、十面鬼の呪文で誕生する個体が存在する。</br>従来の組織に比べて、首領~大幹部~怪人~戦闘員のヒエラルキーが明確でなく、十面鬼が絶対的な存在である以外は、獣人とジューシャは対等であるように描写されている。十面鬼もまた大首領の息のかかった存在だったことが後に判明。シンボルマークは「カラス」を模しているが、獣人には着用させていないので劇中で登場する事は少なかった。</br>数々の獣人を率いてアマゾンに挑むも、獣人たちはことごとく倒されていき、謎の組織と手を結んだ獣人ヘビトンボの裏切りとアマゾンの活躍により十面鬼ゴルゴスが倒されゲドンは壊滅する。しかし、その裏でゲドンを遥かに凌ぐ謎の組織が密かに動き出していた。ゲドンとは古代インカ語で「偉大な闇の帝国」を意味する。

十面鬼ゴルゴス
ゲドンを束ねる首領で、赤い人面岩に9人の悪人の顔と脳、自分の下半身を埋め込んだ異形の改造人間。元々はバゴー長老の弟子の一人であったが、反乱を起こし、ゲドンを組織して世界征服を企む。恐怖政治により獣人を支配しており、敗北や失敗は絶対に許さない。1話のクモ獣人と2話の獣人吸血コウモリを処刑し、モグラ獣人も処刑しようとした。空を自在に飛行し、人面岩の口から炎や溶解泡、小型ミサイルを発射する。また、「ブラックオンゴールド」と叫ぶことで、周囲を暗黒空間に包む超能力も備えている。好物は人間の血液。右腕につけたガガの腕輪と一体化しており、アマゾン同様に腕輪を取られると死んでしまう。人面岩の9つの顔は十面鬼が血液を通わせることで意思を持ち、喋ることが出来る。
最後は、ガランダー帝国の台頭により獣人ヘビトンボ(成虫)に見切りをつけられ、14話でアマゾンの大切断によって、ガガの腕輪が右腕ごと切断されて、ガランダー帝国の手に渡ってしまう。最期は洋上で自爆した。
ゲスト出演
『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』
写真のみの登場。
『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
飛鳥殺しの容疑者として疑われる。
『仮面ライダーSD』
八鬼衆の一人として、仮面ライダーSD関連作品に登場。
『仮面ライダーディケイド』
「アマゾンの世界」という十面鬼が支配する世界で、ユム・キミルの名称で登場。その為、本作と設定が異なる。「十面鬼の外見と名称」「ゲドンの獣人や戦闘員の赤ジューシャを従えている様子がない」など。
『オールライダー対しにがみ博士』
『ディケイド』と同様、ユム・キミルの名称の十面鬼が登場。
獣人
ゲドンの作戦を行なう怪人たち。トゲアリ獣人のように、これまでの悪の組織同様人間に改造手術を施したものもいるが、基本は改造した動物や昆虫に人間の知能を与えた、一種の生物兵器である。従来の怪人よりも動物のフォルムを忠実に受け継いでおり、パワーも高い。従来の怪人のようなベルトは巻いていない。人間社会については、作品遂行に必要な最低限の事柄のみを学習、または刷り込まれて誕生するらしい[2]。また、洗脳処置を施していないため、モグラ獣人や獣人ヘビトンボのように組織を裏切る者もいた。
クモ獣人(1話)
クモの獣人。
OP表記は「くも獣人」。
獣人吸血コウモリ(2話)
チスイコウモリの獣人。
カマキリ獣人(3話)
カマキリの獣人。
獣人大ムカデ(4話)
ムカデの獣人。
「ムカデ獣人」はOP表記のミス。
『ZX』特番時には唐沢寿明が声を勤める。
モグラ獣人(5話)
モグラの獣人。
#モグラ獣人を参照。
獣人ヤマアラシ(6話)
ヤマアラシの獣人。
獣人山アマアラシはOP表記のミス。
ヘビ獣人(7話)
ヘビの獣人。
ワニ獣人(8話)
ワニの獣人。
撮影後、獣人を演じたスーツアクターは腰を痛めた。
カニ獣人(9話)
カニの獣人。
このカニ獣人のスーツを改造したカニ奇戒人が続編の『仮面ライダーストロンガー』で再生怪人に混じって登場しているが、劇中の両者に関係性があるのかは不明。
黒ネコ獣人(10話)
ネコの獣人。
十面鬼からは「ネコ獣人」と呼称されていた。
獣人カタツムリ(11話)
カタツムリの獣人。
トゲアリ獣人(12話)
トゲアリの獣人。
既存の獣人ではなく唯一人間を改造した。
獣人ヘビトンボ(13話・14話)
ヘビトンボの獣人。
幼虫は13話に、成虫は14話に登場。成虫となった後に、ゲドンを裏切り、アマゾンとともに十面鬼を倒すが、ゼロ大帝に暗殺されてしまう。
赤ジューシャ
ゲドンの戦闘員。全員が女性で、その名のとおり赤い服を着ており、腕から多数の白い糸を垂らしている。武器は細身の剣。戦闘よりも諜報活動を得意としており、そのためか、アマゾンと直接戦うことは少なかった。従来の仮面ライダーシリーズの怪人と戦闘員の関係とは逆に、獣人よりもジューシャのほうがゲドンでの地位も上であることも多く、そのため、獣人を監視するのも主要な任務である。オートバイの腕も一流。
科学者
11話に数名登場。凶悪犯に改造手術を施してトゲアリ獣人を誕生させた。白衣姿で全員が男性。

ガランダー帝国 編集

ゲドン壊滅末期から暗躍していた謎の組織。幹部(表向きの首領)であるゼロ大帝のもと、「獣人」と戦闘員である「黒ジューシャ」を率いている。獣人ヘビトンボを利用してガガの腕輪を手に入れるが、ギギの腕輪に固執していたゲドンの方針を否定し、日本征服を第一の目的として作戦を行なう。支配者はGOD総司令と声が同じであり、またゲドン同様に大首領が背後に存在していた。シンボルマークはゼロ大帝の頭の「羽飾り」を模しており、彼が最高実権者である事を示していた。

最終作戦で新宿にヘリウム爆弾を仕掛けゼロアワーを狙うもアマゾンに阻止され、ゼロ大帝(真のゼロ大帝)はインカ帝国の超パワーを身に着けたアマゾンにより倒され、組織は壊滅した。

真のゼロ大帝
ゲドン、ガランダー帝国の真の支配者。世界中の悪の団体を支配していた。白い服と覆面で正体を隠している。その正体は本物のゼロ大帝だった。最終話でアマゾンのスーパー大切断を受けて絶命した。台詞の中で多くの悪の軍団を操っていると発言をしている。ただし、次作の『仮面ライダーストロンガー』や『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』において、ゲドンやガランダーを操る真の支配者の存在が明らかになっている[3]
ゼロ大帝
パルチア王朝の末裔を名乗る、ガランダー帝国の表向きの支配者。炎を模した飾りを付けた兜を被り、全身を鋼鉄の鎧で包んでいる。極めて冷酷な男で、手に持つ槍の先から出す「青い雷」と呼ばれる火花で失敗した獣人や黒ジューシャを処刑する。最終話でガガの腕輪を取り戻してパワーアップしたアマゾンに追い詰められ逃亡するが自分で仕掛けた落とし穴に落ち、仕込んであった槍に刺さって絶命。
その後に真のゼロ大帝が登場する為に、演じた中田博久は「自分の演じた人は一体何だったんでしょうね?名前すら判らなくなった」との談話を残している。
獣人
ゲドンの獣人を参考にして製造された獣人たち。パルチア王朝の技術で改良が加えられているため、知能と能力はゲドンの獣人を上回っている。ゲンゴロウ獣人のように人間に化ける獣人もいた。
ハチ獣人(15話)
ハチの獣人。
「毒バチ獣人」はOP表記のミス。
ゲンゴロウ獣人(16話)
ゲンゴロウの獣人。
人間態を演じたのは安藤三男
ガマ獣人(17話)
ガマガエルの獣人。
『仮面ライダーストロンガー』において、カエルの全身の形をした頭部が、劇中の肝試し用の小道具として使用されている。
ハンミョウ獣人(18話)
ハンミョウの獣人。
フクロウ獣人(19話)
フクロウの獣人。
キノコ獣人(20話)
キノコの獣人。
イソギンチャク獣人(21話)
イソギンチャクの獣人。
モモンガー獣人(22話)
モモンガの獣人。
サンショウウオ獣人(23話)
サンショウウオの獣人。
「サンショウ獣人」はOP表示の脱字。
黒ジューシャ
ガランダー帝国の戦闘員で、人間の5倍の力を持つ。赤ジューシャと同じように腕から多数の白い糸を垂らしており、それを触手のように操って敵を締め上げる技を使うが、服は黒く全員男性である。科学者タイプも多数いたが、獣人と共にアマゾンと戦った点においても赤ジューシャと異なっている。リーダー格の黒ジューシャは覆面の額部分に星のマークが付いている。

仮面ライダーアマゾン 編集

山本大介(アマゾン)の怒り[4]が頂点に達し「アー・マー・ゾーン!」と叫ぶことで変身した姿。第1話、来日直後の彼の戦いを目撃したマサヒコから「仮面ライダー」の称号を贈られ「アマゾンライダー」とも呼ばれる。外見はマダラオオトカゲ[5]をモチーフとしており、機械式の改造人間ではなく爬虫類の機能を備えた生体改造人間である。後年の資料においては、両生類と表記されたこともある。[6]

変身は「もがく」ように腕を動かしながら「アー・マー・ゾーン!!」の掛け声で目が赤く輝き、光のイリュージョンに包まれ、やがて姿を変えるという超神秘なものである。アマゾンが日本語を喋るようになっても変身プロセスには変更が無く[7]、変身に際してこれといったアイテム使用の描写も無い。ポピー(現バンダイボーイズ・トイ事業部)の変身ベルトコンドラーのCMでの変身シーンはTV本編と異なり、アマゾンが変身ポーズとともに「アー・マー・ゾーン!!」と叫ぶとコンドラーの赤い目の部分が光り、中央のノコギリ部分が回転して閃光を放つというものだった。

劇中では変身前後のアマゾンの姿は特殊レンズで幾重にも連なって回転する撮影方法がとられており、子門真人の声で「アー・マー・ゾーン」という叫びが、こだまする中、変身する手法で表現されている。

ストロンガー終盤の客演では、岡崎が散髪をしていたため変身シーンだけ長髪になっている。この時の登場時の衣装は初期の上半身裸の物を着用していたが変身バンクは後期タイプが使用された。

オオトカゲがモチーフなので先代の仮面ライダー達と違い、目に複眼パターンがないのも特徴である。しかし複眼模様の確認できるアップも存在するので、Xライダーも同様に「一見、複眼の無い様に見えるだけ」で造型上はX・アマゾンにも施されているのが基本。

アマゾンのスーツは、初期の胸板はグラデーションのかかったオレンジ色で、後期では濃い朱色となっている。また、全身のまだら模様も後期の物は簡素化されている。

能力・装備 編集

ギギの腕輪とガガの腕輪
インカ超古代文明のオーパーツ。合体させることで超古代文明のパワーを発揮することが可能。『仮面ライダーアマゾン』では、この二つの腕輪を巡っての攻防が描かれるため、アマゾンがギギの腕輪とガガの腕輪の両方を装着して戦うのは、最終回のみとなっている。
ギギの腕輪
長老バゴーによって腕に移植された腕輪。アマゾンの強力な特殊能力の源であるが放映当初は特別なエネルギーなどの設定のない鍵としての腕輪としか語られておらず、アマゾン自身も人間と同じ熱エネルギーで活動している事になっていた。この腕輪を奪われるとアマゾンの命は失われる。
本編中「“腕輪に圧力を受けると手足のひれや背びれが激しく振動しどんなものも突き破る”力で地下1000mでの生き埋め状態から脱出」「フクロウ獣人の攻撃による失明状態から腕輪に意識を集中させることで回復」などの特殊能力もいくつか披露している。
ガガの腕輪
十面鬼の腕に装着されていた腕輪。十面鬼にアマゾンと同様の措置が取られていたかは不明。
コンドラー
アマゾンが変身前から装備しているベルト。他の仮面ライダーのベルトとは違い、変身用のアイテムではなく、必要に応じてロープノコギリに変形でき、薬草を調合する際の薬研としても使用される。 彼にとってはサバイバルのための小道具的装備品であった。なお、ベルトの2つの赤い石は書籍等では”「火打ち石」として使える”とのことである。刺突武器としては針状に変形させて黒ネコ獣人の片目を潰した。アマゾンライダー時ではロープの使用頻度が高くロープ反動による連続キックなどに使用された。劇中での設定は上記の通りだが、放送当時のおもちゃのCMでは「変身ベルト」として紹介されており、ベルトそのものが光るギミックがつけられていた。そしておもちゃのベルトは、ギギの腕輪とセットで販売されていた。
その他能力
ジャンプ力は垂直跳び80m、幅跳び50m。高所での安定感も抜群で、立花藤兵衛と共に滝ツボに落下しても容易に救助した。
胸部の盛り上がりはすべて筋肉である。
能力的には敏捷性に優れるスピード型で、全身の斑模様を保護色に密林での戦闘を得意とする[8]
変身後の肉体は爬虫類ベースだが、水中の酸素を確保する為の鰓(えら)も持っているなど、むしろ両生類的である。劇中聴かれる独特の擬音は腕ビレ、足ビレ、背ビレ等を擦り合わせた時に生じ敵に対する威嚇行為である。
ジャングラー
  • 全長:2450mm
  • 全高:1700mm
  • 重量:400kg
  • 最高出力:800馬力
  • 最高時速:300km
古代インカ帝国に伝わる秘宝「太陽の石」を動力源としたアマゾン専用のバイク。この為、燃料補充は不要で永久に走行可能。高坂博士が日本へと持ち帰ったバゴーによる設計図をもとに、立花藤兵衛が製作した。アマゾンは始めバイクという存在を嫌っていたが、野生の勘で乗りこなすようになる。
カウルの口を開いてを発射し、後部ウイングを倒して滑空飛行できる。他のライダーマシン同様、アマゾンの脳波による無人走行が可能。
撮影用のベースマシンは前作のクルーザーに続きスズキモトクロッサーTM250。前作以上に大きな外装であり、当初取り付けられた尾翼があまりに空気抵抗が大きく、操縦に支障が出たため、撮影開始後には大きく穴が開けられ網が張られた。また岡崎の証言によると、撮影中に車体の突起物が足に突き刺さり深い切り傷を負うことも少なくなかったとのこと。

編集

大切断
もっとも多用されたアマゾンの得意な必殺技。アームカッター、フットカッターを使用して切り裂く。バージョンとしては初期の組み合ってそのまま切り裂くタイプ、後期のジャンプ後の落下速度を利用して切り裂くタイプなどがある。他にも回し蹴りを利用したフットカッターでの大切断もある。 アマゾン(山本大介)が日本語が話せる様になったと同時に技名も呼称。当初は獣人の返り血(体液?)を浴びる事もあったが次第にダイナミックに切断される技法に変更されていった。
ジャガーショック
いわゆる「噛みつき」技。1号2号でNGに成った「クラッシャー」設定が復活。技の呼称はない。1話のクモ獣人戦では足を一本引き千切る程の威力を見せた。後半では殆ど使われなくなるが『仮面ライダーストロンガー』での客演の大首領戦で久々に使用した。
モンキーアタック
爪による「引っ掻き」技。これも呼称なし。獣人と組み合った時にジャガーショックとの併用が多い。
アマゾンキック
モモンガー獣人のトドメとして使われた。技の呼称もこの回のみ。獣人カタツムリ戦でそれらしき技も使用した。また、イソギンチャク獣人もジャンプしてからのキック(踏みつけ)でトドメを刺している。
スピンキック
ガマ獣人対策で生まれた新技。使用もこの回のみ。
スーパー大切断
ギギとガガの腕輪の超パワーによるアマゾンライダー最大の必殺技。 本物のゼロ大帝を葬った。

上記の技名の一部は劇中語られてはいない。児童誌や後年の参考資料書籍、原作者作詞の挿入歌「アマゾンライダーアクション」から抜粋したものである。

他にも技ではないがアマゾンの独特のジャンプスタイルは「コンドルジャンプ」と呼ばれている。

ゲスト出演 編集

客演は以下のとおり。

仮面ライダーストロンガー』 - 第36話、第39話
全員集合!7人の仮面ライダー!!
岡崎徹が芸能界を引退したため、素顔での出演はこのTVスペシャルが最後。
ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー
写真のみの登場。
仮面ライダー (スカイライダー)』 - 第27話、第28話 声 - 朝戸鉄也 / 劇場版 声 - 林一夫
30話では本人は登場しないが「谷源次郎宛にアマゾンから送られたネオショッカー新怪人資料」が劇中で語られている。当初は山本大介として客演してもらうため平山亨プロデューサーも何度も岡崎にオファーをかけたが実現しなかった事による名残である。
仮面ライダースーパー1』 - 劇場版 声 - 永江智明
ドグマ復讐兵団に囲まれたスーパー1を助けるため登場。
仮面ライダーZX』 - TVスペシャル 声 - 林一夫
仮面ライダーBLACK RX』 - 第44話 声 - 岸野一彦
クライシス帝国の地球侵略を阻止するため登場。敵基地潜入の時は他のライダーを誘導した。ジャークミドラに茂とひとみが襲われた時は最初にかけつけた。
仮面ライダーディケイド』演 - 坂本エンリケ
「アマゾンの世界」という十面鬼が支配する世界で登場。その為、本作と設定が異なる。「ギギの腕輪を外れてもアマゾンは死ぬことが無い」「ガガの腕輪の形状」など。この世界のアマゾンにも、マサヒコと呼ばれる友人ができる。昭和ライダーで唯一、ディケイドの「ファイナルアタックライド」と連携を行った。
ネット版 仮面ライダーディケイド
細山田マサユキという人物が変身するアマゾンが登場。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』 - アマゾン(声 - 関智一
響鬼に変身したディケイドと戦うが「ディメンションキック」に敗れる。終盤では大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるため登場。また、ギギの腕輪をディエンドに奪われていた状態であったが、戦いが終結した後に返してもらった。
『オールライダー対しにがみ博士』
本編に登場。十面鬼も登場するが、直接的な対決シーンは無い。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
ショッカーに苦戦する1号、2号、電王、NEW電王、オーズを助けるため他のライダーと共に登場。

キャスト 編集

レギュラー・準レギュラー 編集

ゲスト出演者 編集

※参考文献:『仮面ライダー大図鑑(4)』(バンダイ・1992年)、『仮面ライダーX アマゾン ストロンガー大全』(双葉社・2004年)

声の出演 編集

スーツアクター 編集

テンプレート:出典の明記

  • 仮面ライダーアマゾン[10][11] - 新堀和男
  • 仮面ライダーアマゾン[10]、人面岩[10] - 中村文弥
  • 仮面ライダーアマゾン[10][12]、人面岩[10] - 中屋敷鉄也
  • 仮面ライダーアマゾン[10] - 中村裕
  • 仮面ライダーアマゾン(トランポリン)[10] - 佐藤巧
  • 仮面ライダーアマゾン(トランポリン)[10][13] - 湯川泰男
  • 獣人[10]、赤ジューシャ、黒ジューシャ、人面岩 - 河原崎洋夫
  • モグラ獣人 - 小沢章治、石塚信之
  • 獣人、赤ジューシャ、黒ジューシャ、人面岩 - 湯川泰男、前田直高、天野正登ほか、大野剣友会メンバー
  • 女ジューシャ[10] - 三田恵子、遠山康江、吉田恭子、竹下千恵子、増田美智子、渡辺敏子、清田真妃

スタッフ 編集

音楽 編集

主題歌 編集

オープニングテーマ 編集

「アマゾンライダーここにあり」
  • 作詞 - 石森章太郎 / 作曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人 SCS-242
『仮面ライダー』第1作以来、久しぶりに子門真人によるオープニングとなった。イントロの子門による「アーマーゾーン!」の叫びが印象的。ただし、子門が歌う『仮面ライダー』シリーズの正規オープニング曲はこれが最後となった。
2006年には声優・関智一が自身のCD『関智一の勝手に祝うライダー35周年!』で同曲をカヴァーしている。その関は2009年に劇場公開された『オールライダー対大ショッカー』でアマゾンの声を演じた。

エンディングテーマ 編集

「アマゾンダダダ!!」
第15話以降は2番の歌詞が使用された[14]

挿入歌 編集

テンプレート:節スタブ オープニングとエンディング同様、作・編曲はすべて菊池俊輔。これまでのシリーズ同様、正副主題歌、挿入歌も含めて10曲以上制作されたのだが、特筆すべき点として本作品で初めて小林昭二自ら歌う立花藤兵衛のテーマ「俺は立花藤兵ヱだ」が制作された。しかし本作では使用されず、次作『仮面ライダーストロンガー』で初使用となった。

「アマゾンおしえておくれ」
「走れ炎のジャングラー」
  • 作詞 - 赤井圭 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人、コロムビアゆりかご会
「東京ジャングル」
  • 作詞 - 土井信 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「アマゾン一人」
  • 作詞 - 田中守 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「アマゾン一緒にたたかおう」
  • 作詞 - 田中守 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人、コロムビアゆりかご会
「その名はアマゾン」
  • 作詞 - 土井信 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「アマゾン倒せ」
  • 作詞 - 中瀬当一 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - サニー・シンガーズ
「アマゾンライダーアクション」
  • 作詞 - 石ノ森章太郎 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「ぼくらのアマゾンライダー」
  • 作詞 - 赤井圭 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビアゆりかご会

放映リスト 編集

放送日話数サブタイトル登場怪人脚本監督
1974年
10月19日
1人か? 野獣か? 密林から来た凄い奴! 大門勲 塚田正煕
10月26日2十面鬼! 神か? 悪魔か?
  • 獣人吸血コウモリ(声 - 市川治
11月2日3強くてハダカで速い奴! 山田稔
11月9日4走れ! 怒りのジャングラー!!
11月16日5地底から来た変なヤツ!![16]
  • モグラ獣人[17]
鈴木生朗 内田一作
11月23日6インカ縄文字の謎!!
  • 獣人ヤマアラシ(声 - 市川治)
  • モグラ獣人[17]
11月30日7とける! とける! 恐怖のヘビ獣人!?
  • ヘビ獣人(声 - 林一夫)
伊上勝 塚田正煕
12月7日8学校を襲ったワニ獣人!! 村山庄三
12月14日9ゆけアマゾン! カニ獣人の島へ! 伊上勝 田口勝彦
12月21日10黒ネコ獣人 保育園をねらう!!
  • 黒ネコ獣人(声 - 山下啓介)
鈴木生朗
12月28日11金色のカタツムリは死神の使い?! 山田稔
1975年
1月4日
12見た! ゲドンの獣人改造室!!
  • トゲアリ獣人(声 - 市川治、人間体 - 中原正之
伊上勝
1月11日13迫る! 十面鬼! 危うしアマゾン!!
  • 獣人ヘビトンボ(幼虫)(声 - 峰恵研)
  • 十面鬼ゴルゴス
塚田正煕
1月18日14十面鬼死す! そして新しい敵!?
  • 獣人ヘビトンボ(成虫)(声 - 峰恵研)
  • 十面鬼ゴルゴス
1月25日15出たぞ! 恐怖のゼロ大帝!! 内田一作
2月1日16ガランダーの東京火の海作戦!!
  • ゲンゴロウ獣人(声 - 林一夫、人間態 - 安藤三男
鈴木生朗
2月8日17富士山大爆発? 東京フライパン作戦!
  • ガマ獣人(声 - 辻村真人)
松岡清治 折田至
2月15日18ゼロの恐怖! 大地震作戦!!
  • ハンミョウ獣人(声 - 市川治)
鈴木生朗
2月22日19出動、ガランダー少年部隊!! 塚田正煕
3月1日20モグラ獣人 最後の活躍!! 伊上勝
3月8日21冷凍ライダーを食べる人食い獣人!
  • イソギンチャク獣人(声 - 本塚正之)[19]
村山庄三 田口勝彦
3月15日22インカ人形 東京全滅の日!?
  • モモンガー獣人(声 - 佐原公雄)[15]
伊上勝
3月22日23にせライダー対アマゾンライダー!
  • サンショウウオ獣人(声 - 辻村真人)
  • 偽アマゾンライダー
鈴木生朗 内田一作
3月29日24やったぞアマゾン! ゼロ大帝の最後!!
  • ゼロ大帝
  • 真のゼロ大帝

映画 編集

『仮面ライダーアマゾン』(1975年3月21日公開)
東映まんがまつりの一編として16話を上映。
2003年12月5日発売の昭和の仮面ライダーシリーズの映画作品を収録した「仮面ライダーTHE MOVIE BOX」及び単品では2006年発売の「仮面ライダーTHE MOVIE Vol.3」、2011年10月21日発売予定の「復刻!東映まんがまつり1974夏」に収録されている。

備考 編集

  • 毎日新聞社系列の毎日放送と朝日新聞社系列のNETは「腸捻転」と呼ばれていた資本系列に対して捻れていたネットワーク体系の解消を目的として、制作局である毎日放送が1975年4月からTBS系列へ参入することとなり、放送局変更による関西以外の視聴者の混乱を避けるためか、全24話で終了した。2017年現在仮面ライダーシリーズでは最短話数の作品となっている。内容が異色作であり、主役ライダーの外観も従来のものからかけ離れていた事もあって「不人気による打ち切りだった」と誤解されやすいが、第1話放映以前から新聞等で全24話との告知がされており、次第に低迷していったものの視聴率もかなり好調だったという。全24話のことは上層部だけで話し合われ現場スタッフには知らされていなかったらしく、そのことも影響してか本作は毎日放送がTBS系列に移動した4月以降も現場スタッフは継続して土曜夜7時に枠を移して放映する予定だったという。なお、本作をもって1965年4月開始の「すきっと笑いショー」以来10年続いた土曜夜7時30分の毎日放送制作枠は撤廃となった。
  • 前作から引き続いて立花藤兵衛が登場しており、設定上は前作のライダーと繋がっているが、先代ライダーとの競演エピソードは無かった。双葉社刊「仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全」のプロデューサーの平山亨と東映生田スタジオ所長だった内田有作の対談で「アマゾンは今までと違い全くのゼロからスタートした作品なので先代ライダーを登場させにくい」、「なるべく次の展開までとっておくつもりだったので、スタートしてしばらくははまだ必要ないと思っていたら打ち切りが決まったから」と語られた。しかし後楽園ゆうえんちのショーでは『危うし6人ライダー』のタイトルで歴代ライダーとも共闘していた。
  • アマゾンのスーツアクターは、のちにスーパー戦隊シリーズで長年にわたってレッド戦士として活躍する新堀和男が初の主役ヒーローを務めている。
  • これまでのシリーズで一貫してナレーションを担当してきた中江真司は『仮面ライダーX』最終回での第1話予告のみの起用となり、本編及び第2話以降の予告は納谷悟朗が担当した。また、2話以降のオープニングで恒例となっていたライダーの紹介ナレーションも今作では流れなかった。仮面ライダーシリーズに常連で起用される納谷が自ら「今度はナレーションをやりたい」と希望したという。
  • 十面鬼の下半身にある人面岩の顔は主に大野剣友会の俳優が演じていたほか、そのシーンで出番や撮影に関わらない手空きの役者やスタッフがメイクをして演じることもあったため毎回のように顔が違っていた。立花藤兵衛役の小林昭二や、モグラ獣人役の槐柳二も参加したことがあり、特に槐はセリフが苦手な大野剣友会の面々を助けていた。
  • 本作の後番組プランの一つに「5人の仮面ライダーを一度に登場させる」というものがあった。この企画は結局実現しなかったものの、再検討された結果現在まで続くスーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』を誕生させるきっかけとなった。
  • NET系土曜夜7時30分の仮面ライダーシリーズのスポンサーとして参加していた大正製薬は、本作を最後にNET系土曜夜7時30分枠のスポンサーから離れた。前作『X』終了間際の1974年10月に大正製薬から温感貼り薬「カプシプラスト」が新発売され、前作および本作のスポンサーとして「カプシプラスト」のCMが流れた。
  • 第1話(高坂教授が殺害された直後)の変身の場面で岡崎徹の口元のアップが映ったとき、歯に青海苔が付着しているのが映っていた。この事は「テレビ探偵団」(TBS系)で紹介されたが、このとき「大泉スタジオで撮影され、大泉スタジオ近くの食堂で焼きうどんを食べていた」と誤って解説された。
  • OPの「ア・マ・ゾーン!」の掛け声は平山亨プロデューサーの発案によるものである。2010年7月4日に科学技術館にて行われたトイフェスティバルの岡崎徹のトークショーで、飛び入り参加した平山自らが「密かな自慢」として披露した。

映像ソフト化 編集

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全6巻が東映ビデオよりリリースされている。
  • 1995年8月21日から12月8日にかけてLDが東映ビデオより発売された。全3巻の各2枚組で各巻8話収録。
  • 2003年8月8日から9月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全2巻の各2枚組で各巻12話収録。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。

コミカライズ作品 編集

その後の作品への影響 編集

初代からの一連の劇中設定とはつながっていないが、影響はある。

脚注 編集

  1. 仲間のキャラクター案は、番組予防策としてスタッフが先見した配慮であり、実際、幼児層のモグラの人気は高かった。6話製作は、まだ放送前に当たるので低視聴率や視聴者の不評意見に左右された登場ではない。
  2. モグラ獣人は、まさひこの持っていたラジオを聞くまで音楽を知らなかった(第9話)。
  3. 漫画『仮面ライダーSPIRITS』では、大首領の傀儡の魂の無い怪人の一人で後述のゼロ大帝とほぼ同等の存在として描かれている。
  4. 放送当時やスカイライダーの頃の児童誌でも怒りの感情がエネルギーとあり、すがやみつるのコミカライズ版には、女性獣人相手では本気になって怒れないため変身できず苦しむアマゾンが描かれている。
  5. 公式にはアマゾンのモチーフはマダラオオトカゲとなっているが、実際にはマダラオオトカゲという名前の生物は存在しない。平成仮面ライダーシリーズのプロデューサーを務めた白倉伸一郎は東映の公式サイト内で「本来はアマゾンのモチーフはピラニアだったのではないか」という仮説を述べている(参照
  6. 設定では機械的な補強は施されていない肉体だが、マシンガンの弾丸程度では内臓まで届かない程度の頑強さは備えている。その肉体の強さについては書籍等では実在する動物を例に出した表現で説明されている場合が多い。
  7. ただし、初期の変身は敵に対して怒りで唸るように行うのに対して、中盤からは怒りや唸るといった表現は抑えられている。
  8. 企画書には「瞬発力が特に強大で連続技のバリエーションに富み、相手に隙を与えずあっという間に勝負を決めてしまう」との記述が存在。
  9. 第1話予告のみ中江真司
  10. 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 10.6 10.7 10.8 10.9 テンプレート:Cite book
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. 変身前の岡崎徹のアクション吹き替えも担当。
  14. 14話でゲドンが消滅したが、1番の歌詞に「ゲドン」と入っているため。
  15. 15.0 15.1 OP表記は山下敬介(山下啓介)
  16. この回よりオープニングにジャングラー走行シーンが挿入され、作品展開も変化する
  17. 17.0 17.1 5、6話のOP表記では池水通洋となっているが誤植で、当初から本来のレギュラー槐柳二が演じている。
  18. OP表記は曾我部和行
  19. OP表記は八代駿

関連項目 編集

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