仮面ライダー剣 | |
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テレビドラマ | |
原作 | 石ノ森章太郎 |
監督 | 石田秀範、鈴村展弘、長石多可男 諸田敏、佐藤健光、息邦夫 |
制作 | テレビ朝日、東映、ASATSU-DK |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 2004年1月25日 - 2005年1月23日 |
話数 | 全49話 |
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『仮面ライダー剣』(かめんライダーブレイド、欧文表記:MASKED RIDER ♠)は、2004年(平成16年)1月25日から2005年(平成17年)1月23日までテレビ朝日系列で毎週日曜日8時00分から8時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称である。
「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作である。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。
テンプレート:ネタバレ
あらすじ[]
西暦2004年。人類基盤史研究所(BOARD)。「ヒトが地球を制した背景には、進化論では説明できない理由が存在する」との仮定に立ち、その理由を究明する為に作られた機関である。彼らは探求の末、不死の生命体を発見し、これらが様々な生物の祖であるとした。これらは“アンデッド”と名付けられた。数年前、アンデッドの大半の封印が解かれ、人間を襲い始めた。BOARDは所長・烏丸啓の指揮の下、アンデッドの封印を行うべく、アンデッドの能力を応用した特殊装備“ライダーシステム”を開発する。
BOARDの新人職員・剣崎一真は、先輩の橘朔也と共に、バットアンデッドの封印に当たっていた。だが剣崎=ブレイドは、アンデッドの前にほとんど何も出来ず、橘=ギャレンに助けられてようやく封印に成功する。そんな2人に、白井虎太郎という青年が唐突に取材を申し入れてきた。虎太郎は「仮面ライダー」という都市伝説を追っており、先ほどの始終を見て、剣崎達こそが「仮面ライダー」であると確信していた。突然の取材オファーに剣崎達は困惑する。
その夜、BOARDはアンデッドの襲撃を受けて壊滅した。生き残った研究員・広瀬栞は、かねてから烏丸との間に確執のあった橘に疑惑の目を向ける。
概要[]
特徴[]
平成仮面ライダーシリーズの5作目である本作は、「ライダーシステム」と総称されるシステムを用い、トランプをモチーフとする「ラウズカード」に封印されたアンデッドの能力を引き出すことによって、仮面ライダーへの変身と特殊技の発動を行う。カードを駆使して戦うスタイルは『仮面ライダー龍騎』でも見られたが、ポーカーのように一度に特定の複数枚のカードを使うことで技が強化されていくという点が違い、戦闘スタイルにバリエーションを持たせている。
仮面ライダーのモチーフもトランプのマークであり、それに合わせて製作発表時から「登場するライダーは4人(レンゲルは名前と俳優のみ発表)」と明かされていた。同時に、虫とのダブルモチーフである。
本作の怪人「アンデッド」はトランプに当てはめられ、数も当初から52体(後に53体)と明かされていた、そして不死身であり倒す方法が「封印」であることも大きな特徴である。
コンセプトの一つに「職業としての仮面ライダー」があり、剣崎と橘は組織に属し、仮面ライダーとなって戦うことで給与を得ている。作中のセリフにも「これが仕事」「給料」など職業を連想させるものが多い。「仮面ライダー」を職業とする設定や、「ライダーシステム」という用語は後のシリーズでもしばしば用いられている。
内容は前作の『仮面ライダー555』同様、怪人側にもスポットを当てたエピソードが複数存在するが、前作が「人間の心を残したまま異形の存在(つまり怪人)になってしまった者」の悲劇を描いたのに対し、本作は「異形の存在として生まれながら人間の心を持ってしまった者」の苦悩が作中で描かれ、主人公サイドの登場人物であり、後者の要素を持つ相川始の苦悩や葛藤、その処遇を巡ったストーリーが展開された。中盤では追加メンバーである上城睦月のトラウマに対する克服も大きくクローズアップされた。
キャスト・スタッフ[]
東映側のメインプロデューサーは、仮面ライダー作品は初となる日笠淳が担当した。メイン監督は前3作を手がけた田﨑竜太に代わり、『仮面ライダークウガ』以来のメインとなる石田秀範が務めた。メインライターは当初、特撮番組は初参加となる今井詔二を迎えてスタートしたが、中盤からはゲストライターだった會川昇が引き継ぐ形となった。このことについて日笠、武部の両プロデューサーは特撮雑誌で「今井のスケジュールの都合で交替となった、後半も出来れば書いて貰おうと思っていた」と語っている。
本作でアンデッドデザインを多数手がけた韮沢靖は、後の『仮面ライダーカブト』、『仮面ライダー電王』、『仮面ライダーG』にも怪人のデザインで参加しており、これは『カブト』の白倉プロデューサーがアンデッドのデザインに感銘を受けての起用だったという。また、『仮面ライダーアギト』のアンノウン以来となるライダー怪人のデザイン画集『UNDEAD GREEN BLOOD』が発刊された。
上城睦月役の北条隆博は当時18歳であり、レギュラー登場のライダーとしては最年少だった。またかつて特撮ヒーローを演じた森次晃嗣(『ウルトラセブン』)と春田純一(『大戦隊ゴーグルファイブ』、『科学戦隊ダイナマン』)が物語のキーマンとして登場した。
楽曲[]
前期オープニング曲として使用されていた「Round ZERO 〜 BLADE BRAVE」は、前々作の『龍騎』に続く女性ボーカルを起用した曲で、TVシリーズでは2曲目となっている。また後半では平成ライダーシリーズとしては珍しく、OP曲・映像が完全に刷新されている。
後期OP曲「ELEMENTS」は、1st ED「覚醒」を担当したRickyと、仮面ライダー公式バンドであるRIDER CHIPSが担当。RIDER CHIPSは過去の仮面ライダーOP曲のカバーは数曲作成していたが、関わった仮面ライダーOP曲はこれが初であり、またRickyは後にRIDER CHIPSの正式なメンバーの一員となった。
また本作では、戦闘時のエンディング曲(挿入歌)のボーカルを出演者の天野浩成、森本亮治がそれぞれ担当した[1]。椿隆之・北条隆博ら他のレギュラー出演者も番組関連CDに単独のボーカル曲が収録されている。
『クウガ』から音楽ディレクターとして参加していた本地大輔は、放映途中にインターチャネルへ移籍したため当作品をもってシリーズの音楽制作から離れた。
作品詳細[]
「仮面ライダー剣の登場人物」および「仮面ライダー (仮面ライダー剣)」を参照
アンデッド[]
地球上に生息する様々な生物の始祖たる不死の生命体。いかなる方法を用いても死ぬ事がないことからアンデッド(undead)と命名された。現代において人為的に発生した個体を除くと53体存在。また劇場版では54体目も登場する。1万年前に行われたバトルファイト(後述)の結果52体がラウズカードに封印されていたが、物語開始から2年余り前、封印が解かれ現代に蘇った。
不死であるその活動を制限する方法は、専用のラウズカードに封印する以外に存在しない。アンデッドはその分類ごとに、あらかじめトランプでいうスートとカテゴリーがそれぞれに定められており、過大なダメージを受けると腰部の〈アンデッドバックル〉が展開、スートとカテゴリーを確認することが可能になり、ブランクのラウズカードによって封印することができる。名前は基本的に「モチーフ生物の英名+アンデッド」。アンデッドはそれぞれの属するカテゴリーにおいてその戦闘力に差異があり、カテゴリーAに属するアンデッドや、後述する上級アンデッドやジョーカーは他のアンデッドよりも高い能力を備えている。なお、体液は緑色で、物語序盤・劇場版ではアンデッドのみが理解できる言語を使用する。
- カテゴリーA:ライダーシステムに組み込む事で、システム装着者を仮面ライダーへと変身させる。
- カテゴリー2:ラウザーを用いた直接攻撃の強化。(ハートはジョーカーの人間への変身)
- カテゴリー3:パンチ系攻撃力の強化。
- カテゴリー4:突進力・浮遊力などを付加して間接的に攻撃を強化。
- カテゴリー5:キック系攻撃力の強化。
- カテゴリー6:雷や炎といった、自然界にある原始的な現象を発動。
- カテゴリー7:金属、有機物などの「物質」の特性を技に付随。
- カテゴリー8:敵の動きを制限・抑制。
- カテゴリー9:高速移動や回復、煙幕噴射などといった戦闘力の補助。
- カテゴリー10:封印されたアンデッドの解放や時間停止など、超特殊能力。
- カテゴリーJ:ラウズアブゾーバーとカテゴリーQの力を借りる事で、ライダーシステムと融合する。
- カテゴリーQ:ラウズアブゾーバーを介して、カテゴリーJ及びKとライダーシステムの橋渡しをする。
- カテゴリーK:ラウズアブゾーバーとカテゴリーQの力を借りる事で、ライダーシステムと融合或いはその装着者に何らかの進化をもたらす。ジョーカーの場合、カテゴリーK単体の力でジョーカーに進化をもたらす。
- 統制者
- 便宜上パンスペルミア説でいう、シードマスターのような存在。烏丸は、地球上の生物の「他の種より優れた存在に進化したい」という強い思念が結合して誕生した、バトルファイトというシステムを進行させ、発動させるためだけに存在する思念体と解釈している。自我があるのかどうかさえ不明で、有史以前より何度もバトルファイトを発動し、生態系を変えてきた。
- バトルファイト
- 1万年前、53種のアンデッドにより自らの種の繁栄をかけて行われたバトルロイヤル。このバトルファイトは“統制者”と地球上の有機生命体とのコンタクト用インターフェースである黒い石版・モノリスを通して管理されており、アンデッド同士の戦いで敗れた結果、戦闘不能になったアンデッドは、モノリスの力によってカードに封印されていき、最後まで封印されることなく残っていたアンデッドが勝者となる。
- 勝者となったアンデッドには、“統制者”から地球上の全生命を自分の望むがままに変革できる“万能の力”が与えられ、その後の世界を自分の思い通りのものにできる。一方、バトルファイトにおいていかなる生物の始祖でもないジョーカー(後述)が勝者となった場合は、地球上の全生物が死滅、いわば地球上の生命がリセットされることとなる。前回のバトルファイトでは、最終的にヒトの始祖たる不死生物・ヒューマンアンデッドが優勝し、あらゆる動植物が暮らす現代の世界がもたらされた。
- しかし最後のバトルファイトから1万年後に大半のアンデッドが解放された結果、解放された者のみを出場者と“統制者”が認識、バトルファイトは再開されることとなってしまった。現代の世界でのバトルファイト再開は、バトルファイトの顛末を知り“万能の力”を欲した天王路によって仕組まれたものであり、天王路がモノリスを所有・管理していたためアンデッドの下に出現できず、ゆえにジョーカーと仮面ライダー以外は他のアンデッドに勝利できても封印する術のないイレギュラーな戦いとなっている。綿密なシナリオの末、天王路は最強の人造合成アンデッド=ケルベロスIIとしてバトルファイトの参加資格を得ることに成功したが、計画に利用した仮面ライダー達によって倒され、金居(ギラファアンデッド)によって殺害された結果、その目論見は潰えることとなった。最後にはジョーカーが勝ち残り、一度は全生命のリセットが遂行されたが、剣崎がキングフォームの酷使によってジョーカー化したことで出場権を獲得、バトルファイトは再開され、リセットは中断された。そして互いに戦わないよう剣崎が始の下から姿を消したため、物語終了後もバトルファイトが終わることはなかった。
上級アンデッド[]
各スートにおいて、J、Q、Kのカテゴリーに属する12体のアンデッドを指す。その存在を予見していたBOARDによって“上級アンデッド”と呼称された。上級アンデッドは他のアンデッドよりも強大な力と高い知能を兼ね備えており、さらにその外見を人間の姿に化身させることが可能である。人間や自分たちよりカテゴリーの低いアンデッドを、マインドコントロールして操ることができるほか、人間の姿でも特殊能力を使用できる。彼らは解放されてから短期間で人間の言葉をマスターし、化身により怪しまれることなく人間社会に潜伏している。一般的なアンデッドとの外見上の違いは、アンデッドバックルが金色で、ウロボロスのエンブレムが骨化している。
ジョーカー[]
いかなる生物の始祖でもないアンデッドであり、バトルファイトにおいてもイレギュラーな存在とされている。外観はカミキリムシに酷似しており、腰部には他のアンデッドの〈アンデッドバックル〉ではなく、バックル部分に〈スラッシュ・リーダー〉が設けられたベルト型カードリーダー・〈ジョーカーラウザー〉が装備されている。基本カラーは黒と緑。他のアンデッドをモノリスもカードも必要とせず封印でき、ジョーカーラウザーによりその姿と能力をコピーする能力を持つ特殊な個体である。戦闘能力も他のアンデッドとは比べものにならない程高く、性格も極めて残忍である。ブーメランが武器。
バトルファイトにおいてこのジョーカーが勝者となった場合には、ジョーカーの肉体やモノリスからダークローチと呼ばれる怪生物が無数に出現、地球上の生物が全滅するとされている。そのためジョーカーは、バトルファイトを影で支配する残酷な殺し屋として、他のアンデッドからも恐れられ忌み嫌われていた。1万年前のバトルファイトでは、ヒューマンアンデッドに敗北し、封印されていた。ジョーカーが♥2「SPIRIT」を用いてヒューマンアンデッドの姿に変身した姿が、相川始=仮面ライダーカリスである。解放された後は、本能の命ずるまま他のアンデッドを次々と封印していき、そんな中でヒューマンアンデッドを偶然発見し、封印した。しかしヒューマンアンデッドが、カードからジョーカーの精神に働きかけたことで、ジョーカーは自分の行動と運命に疑念を持つようになっていった。また、剣崎もキングフォームを酷使した結果、肉体がアンデッド化し、最後には新たなジョーカーとなった。 劇場版には亜種である上級アンデッド同様人間に化身できる「アルビノジョーカー」が登場した。
- ダークローチ
- バトルファイトにジョーカーが勝利した場合に無数に生み出される怪生物。ゴキブリに酷似しているが、ジョーカー同様、どの生物の祖でもないイレギュラーな存在。爪には神経毒があって背中の羽で飛行することも可能。地球上の全生物を死滅させることを使命としており、それを達成するまでは限りなく誕生し、殺戮を繰り返す。アンデッドではない(但しアンデッドサーチャーは反応する)ため、倒すことは可能である。劇場版にはアルビノジョーカー同様に「アルビローチ」も登場した。
改造実験体(トライアルシリーズ)[]
アンデッドの細胞と、人間のデータや細胞を組み合わせて人工的に作り出された実験体。下級アンデッドを遥かに凌ぐ戦闘能力を持つ。過大なダメージを受けると腰部のバックルが展開し、一時的に活動を停止するが、封印することはできず短時間で復活してしまう。故にその活動を完全に停止させるには、強大な威力を持つ技(劇中では、ロイヤルストレートフラッシュやワイルドサイクロン等)でその肉体を完全に消滅させる必要がある。開発者は、広瀬義人とトライアルB。トライアルD及びE以外は、昭和シリーズの敵怪人などをモチーフとしている。
- トライアルD
- 劇中、最初に登場したトライアル。広瀬義人(トライアルB)の命令に従い、「許されない者」剣崎を襲った。
- トライアルE
- ギャレン・橘朔也の細胞を使った実験体。橘の攻撃パターンを学習している、彼のコピーのような存在。剣崎と知り合った家出少女・羽美を人質に取った。倒された瞬間、「剣崎、俺は……!」という断末魔を残す。
- 仮面ライダー剣超バトルビデオ 『仮面ライダー剣(ブレイド)VSブレイド』では、同デザインの亜種のトライアルが登場し、剣崎・ブレイドに化けた。
- トライアルF
- 広瀬義人(トライアルB)が所有するカードに封印されていた、ハートのカテゴリーK(パラドキサアンデッド)の細胞を使った実験体。カテゴリーKのカードを始に渡そうとする剣崎を襲った。ワイルドカリスに変身した始と対峙した時は、始をジョーカーとして認識し、攻撃した。
- デザインモチーフ:『仮面ライダー』のショッカーライダー
- トライアルB
- 広瀬義人がアンデッドの細胞を融合させて自らの手で改造した実験体。広瀬義人の記憶を移植されたが、BOARD理事長・天王路博史に記憶を改造され、自らを本物の広瀬義人と思い込むようになった。アンデッドの不死の秘密を研究するため、トライアルシリーズを作り続け、剣崎や睦月を襲わせた。最後には、自らが広瀬義人ではない事を理解するが、広瀬義人の娘である栞を庇い、トライアルGの攻撃を受けて死亡した。
- デザインモチーフ:『仮面ライダー』のゲルショッカー首領
- トライアルG
- レンゲル・上城睦月の細胞を使った実験体。睦月の攻撃パターンを学習している、彼のコピーのような存在。レンゲルラウザーに似た槍が武器。タイガーアンデッド・城光にも追い着くほどの俊敏さを誇る。
- デザインモチーフ:『仮面ライダーストロンガー』のブラックサタン大首領(巨大サタン虫)
合成アンデッド[]
複数のアンデッドを、モノリスの力を借りて人工的に合成することによって生み出した存在。合成前のアンデッドの個々の容姿を半分ずつ継ぎ合わせたような容姿(アンデッドバックルが2つある)をしており、個々の能力を総合的に持ち合わせている。劇中ではカメレオンアンデッドの変身能力と、スコーピオンアンデッドの毒性を持つティターンが登場した。
- ティターン
- BOARD理事長・天王路博史が開発したカメレオンアンデッド(ダイヤ10)とスコーピオンアンデッド(クラブ8)を合体させた合成アンデッド。ライダーの闘争本能を高めるアンデッドポイズンを有する。透明化の他、剣崎・始・橘・睦月・天音とブレイド・ギャレン・レンゲルに変身。2枚のラウズカードに封印可能。
人造アンデッド[]
改造実験体と合成アンデッドの技術を基に、複数のアンデッドのデータと細胞を人工的に融合して作り出したカードを作製、モノリスの力でアンデッドとして具現化させた存在。改造実験体と違い、アンデッドであるためカードによる封印が可能。上級アンデッドやジョーカーをもまるで寄せ付けない異常に高い戦闘能力を誇り、他のアンデッドを封印し吸収する能力を持つ。天王路によって、5枚目のAのカードからケルベロスが作り出され、具現化したケルベロスをカードに封印する事で、天王路とケルベロスはケルベロスIIとして融合を果たすことが可能となった。
- ケルベロス
- BOARD理事長・天王路博史が開発した最強のアンデッド。ティターンやトライアルと違い制御が聞かず危険な存在。ジョーカー以外で封印能力とさらにカードを吸収する。ラウズカードは劇場版で仮面ライダーグレイブの変身カードとして先行登場。
- ケルベロスII
- 右腕に移植したカードリーダーで天王路博史がケルベロスに変身した姿。胴体中央に天王路の顔と右肩が変化する。戦闘能力が向上しており両肩から「ディバインウェーブ」という炎を放つことができる。
ラウズカード[]
アンデッドを封印するためのカードで、不死生物であるアンデッドを「倒す」唯一の方法である。ラウズカードには大きく分けて3種類のものが存在する。
カードの一覧は後述の表を参照。
プロパーブランク・プライムベスタ[]
4種のスートに分かれ、それぞれA - Kの13枚が存在する。アンデッドが封印される前のカードを"プロパーブランク"、アンデッドが封印されたものを"プライムベスタ"と呼ぶ。各ライダーは特定のスートのカードを1セットずつ持っており、ライダーの持つラウザーにプライムベスタを通すと様々な効果を発揮する。プロパーブランクは、封印されるべきアンデッドと対峙すると発光し、相手がどのカテゴリーなのかを知ることができる。ラウザーとプライムベスタのスートが異なる場合も、プライムベスタの効果は発揮される。
コモンブランク・ワイルドベスタ[]
スートやカテゴリーの決まっていないカードであり、アンデッドが封印される前のカードを"コモンブランク"、アンデッドが封印されたものを"ワイルドベスタ"と呼ぶ。手持ちのプロパーブランクとスートが適合しないアンデッドを封印するような場合に用いられる。封印できるアンデッドがあらかじめ決められているプロパーブランクとは異なり、スートやカテゴリーを問わずにアンデッドを封印できる便利なカードであるが、アンデッドを封印したワイルドベスタは「封印されているアンデッドと対応するスートを持つラウザーでしか使えない」という点でプライムベスタに劣る。封印されているアンデッドと対応するスートを持つラウザーを一度通すことでカードにスートが加わり、ワイルドベスタからプライムベスタへと変化させることができる。
ギルドラウズカード[]
ブレイドがキングフォームになると同時にスペードスートのプライムベスタが変化したもの。表面はゴールドでコーティングされ、絵柄も若干変化し、カテゴリー2 - 10のFP/MP値が上昇している。
ラウザー[]
仮面ライダーはラウザーと呼ばれる覚醒機を持っている。ラウザーにはカードリーダーが内蔵されており、アンデッドの封印されたラウズカードを通すことによってアンデッドの能力を引き出し、ライダー自身の身体能力や武器能力を向上させることが可能。これに加えてブレイドとギャレンのラウザーには2 - Kのラウズカードをすべて格納することができるホルダーも内蔵されており、戦闘時においては必要に応じてホルダーを展開、すぐラウズカードを使用できるように配慮された構造になっている。
ラウズアブソーバー[]
チベットに渡った烏丸がブレイド・ギャレン向けに開発した左腕に装備するパワーアップアイテム。中央部の〈インサート・リーダー〉にQ「ABSORB」をセットすることでアブゾーバーを起動、さらにJ「FUSION」又はK「EVOLUTION」を〈スラッシュ・リーダー〉にラウズすることによって、フォームチェンジ(強化変身)させる。ラウズアブソーバーには3枚分のカードホルダーが存在し、ブレイド達がアブソーバーを手に入れてからはJQKのカードをここに収納するようになった。
アンデッド(ラウズカード)一覧[]
プライムベスタ[]
カテゴリーナンバー | スペード(♠) | ダイヤ(♦) | ハート(♥) | クラブ(♣) | ワイルド (W) |
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A | CHANGE Change Beetle チェンジ・ビートル ビートルアンデッド (ヘラクレスオオカブト) AP消費なし(AP消費なし) |
CHANGE Change Stag チェンジ・スタッグ スタッグビートルアンデッド (ノコギリクワガタ) AP消費なし |
CHANGE Change Mantis チェンジ・マンティス マンティスアンデッド (ヒョウモンカマキリ) AP消費なし |
CHANGE Change Spider チェンジ・スパイダー スパイダーアンデッド (クモ) AP消費なし |
CHANGE Change Kerberos チェンジ・ケルベロス ケルベロス(黄、赤、緑) AP消費なし |
2 | SLASH Slash Lizard スラッシュ・リザード リザードアンデッド (トカゲ) FP 400 (600) |
BULLET Bullet Armadillo バレット・アルマジロ アルマジロアンデッド (アルマジロ) FP 400 |
SPIRIT Spirit スピリット ヒューマンアンデッド (ヒト) AP消費なし |
STAB Stab Bee スタブ・ビー ビーアンデッド (ハチ) FP 400 |
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3 | BEAT Beat Lion ビート・ライオン ライオンアンデッド (ライオン) FP 600 (800) |
UPPER Upper Frog アッパー・フロッグ フロッグアンデッド (カエル) FP 600 |
CHOP Chop Head チョップ・ヘッド ハンマーヘッドアンデッド (シュモクザメ) FP 600 |
SCREW Screw Mole スクリュー・モール モールアンデッド (モグラ) FP 600 |
- |
4 | TACKLE Tackle Boar タックル・ボア ボアアンデッド (イノシシ) FP 800 (1000) |
RAPID Rapid Pecker ラピッド・ペッカー ペッカーアンデッド (キツツキ) FP 800 |
FLOAT Float Dragonfly フロート・ドラゴンフライ ドラゴンフライアンデッド (トンボ) FP 1000 |
RUSH Rush Rhinoceros ラッシュ・ライノス ライノセラス(ライノス)アンデッド (サイ) FP 800 |
- |
5 | KICK Kick Locust キック・ローカスト ローカストアンデッド (イナゴ) FP 1000 (1200) |
DROP Drop Whale ドロップ・ホエール ホエールアンデッド (クジラ) FP 1000 |
DRILL Drill Shell ドリル・シェル シェルアンデッド (巻貝) FP 1200 |
BITE Bite Cobra バイト・コブラ コブラアンデッド (コブラ) FP 1200 |
- |
6 | THUNDER Thunder Deer サンダー・ディアー ディアーアンデッド (ヘラジカ) MP 1200 (1400) |
FIRE Firefly ファイアフライ ファイアフライアンデッド (ホタル) MP 1000 |
TORNADO Tornado Hawk トルネード・ホーク ホークアンデッド (タカ) MP 1400 |
BLIZZARD Blizzard Polar ブリザード・ポーラー ポーラーベアアンデッド (ホッキョクグマ) MP 1200 |
- |
7 | METAL Metal Trilobite メタル・トリロバイト トリロバイトアンデッド (三葉虫) MP 1200 (1600) |
ROCK Rock Tortoise ロック・トータス トータスアンデッド (カメ) MP 1400 |
BIO Bio Plant バイオ・プラント プラントアンデッド (蔦) MP 1600 |
GEL Gel Jellyfish ゲル・ジェリーフィッシュ ジェリーフィッシュアンデッド (クラゲ) MP 1400 |
- |
8 | MAGNET Magnet Buffalo マグネット・バッファロー バッファローアンデッド (バッファロー) MP 1400 (1800) |
SCOPE Scope Bat スコープ・バット バットアンデッド (コウモリ) MP 1200 |
REFLECT Reflect Moth リフレクト・モス モスアンデッド (蛾) MP 1800 |
POISON Poison Scorpion ポイズン・スコーピオン スコーピオンアンデッド (サソリ) MP 1800 |
- |
9 | MACH Mach Jaguar マッハ・ジャガー ジャガーアンデッド (ジャガー) MP 1600 (2000) |
GEMINI Gemini Zebra ジェミニ・ゼブラ ゼブラアンデッド (シマウマ) MP 1400 |
RECOVER Recover Camel リカバー・キャメル キャメルアンデッド (ラクダ) MP 2000 |
SMOG Smog Squid スモッグ・スキッド スキッドアンデッド (イカ) MP 2000 |
- |
10 | TIME Time Scarab タイム・スカラベ スカラベアンデッド (コガネムシ・フンコロガシ) MP 1800 (2200) |
THIEF Thief Chameleon シーフ・カメレオン カメレオンアンデッド (カメレオン) MP 1600 |
SHUFFLE Shuffle Centipede シャッフル・センチピード センチピードアンデッド (ムカデ) MP 2200 |
REMOTE Remote Tapir リモート・テイピア テイピアアンデッド (バク) MP 2200 |
- |
J | FUSION Fusion Eagle フュージョン・イーグル イーグルアンデッド (鷲) EP +2400 (+2400) |
FUSION Fusion Peacock フュージョン・ピーコック ピーコックアンデッド (孔雀) EP +2400 |
FUSION Fusion Wolf フュージョン・ウルフ ウルフアンデッド (狼) EP +2400 |
FUSION Fusion Elephant フュージョン・エレファント エレファントアンデッド (象) EP +2800 |
- |
Q | ABSORB Absorb Capricorn アブソーブ・カプリコーン カプリコーンアンデッド (ヤギ) EP +2000 (+2000) |
ABSORB Absorb Serpent アブソーブ・サーペント サーペントアンデッド (ウミヘビ) EP +2000 |
ABSORB Absorb Orchid アブソーブ・オーキッド オーキッドアンデッド (蘭) EP +2000 |
ABSORB Absorb Tiger アブソーブ・タイガー タイガーアンデッド (虎) EP +2000 |
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K | EVOLUTION Evolution Caucasus エボリューション・コーカサス コーカサスビートルアンデッド (コーカサスオオカブト) EP +4600 (+4600) |
EVOLUTION Evolution Giraffa エボリューション・ギラファ ギラファアンデッド (ギラファノコギリクワガタ) EP +4000 |
EVOLUTION Evolution Paradoxa エボリューション・パラドキサ パラドキサアンデッド (フィロウクレイニアパラドクサ(パラドックスカレハカマキリ) ) EP +2800 |
EVOLUTION Evolution Tarantula エボリューション・タランチュラ タランチュラアンデッド (タランチュラ) EP +4000 |
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WA「チェンジケルベロス」(赤、緑)は劇場版で仮面ライダーラルク、ランスが使用。
ジョーカー、ワイルド、マイティ、バニティ[]
JOKER | JOKER Joker ジョーカー(黒) 劇場版(第48話EDカード) |
JOKER Albino Joker アルビノジョーカー カードダス | |
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WILD | WILD Wild ワイルド(ハートA - K) 第38話 | ||
MIGHTY | MIGHTY Mighty Gravity マイティ・グラビティ 劇場版 |
MIGHTY Mighty Ray マイティ・レイ 劇場版 |
MIGHTY Mighty Impact マイティ・インパクト 劇場版 |
VANITY | VANITY Vanity バニティ (キング4種+生贄) 劇場版 |
- ワイルドベスタ「マイティ」は劇場版3ライダーがそれぞれ使用する必殺技発動カード
- バニティは4枚のキングと生贄をとりこんで作成されるフォーティーン起動用のカード
テンプレート:ネタバレ終了
キャスト[]
レギュラー・準レギュラー[]
- 剣崎一真 / 仮面ライダーブレイド(声) - 椿隆之
- 相川始 / 仮面ライダーカリス(声) / ジョーカー(声) - 森本亮治
- 橘朔也 / 仮面ライダーギャレン(声) - 天野浩成
- 上城睦月 / 仮面ライダーレンゲル(声) - 北条隆博
- 広瀬栞 - 江川有未
- 白井虎太郎 - 竹財輝之助
- 栗原遥香 - 山口香緒里
- 栗原天音 - 梶原ひかり
- 山中望美 - 宮澤亜理沙
- 烏丸啓 - 山路和弘
- 広瀬義人 / トライアルB(声) - 春田純一
- 天王路博史 / ケルベロスII(声) - 森次晃嗣
- 深沢小夜子 - 粟田麗
- 伊坂 / ピーコックアンデッド(声) - 本宮泰風
- 吉永みゆき / オーキッドアンデッド(声) - 肘井美佳
- 嶋昇 / タランチュラアンデッド(声) - 相澤一成
- キング / コーカサスビートルアンデッド(声) - 上條誠
- 城光 / タイガーアンデッド(声) - 浜崎茜
- 金居 / ギラファアンデッド(声) - 窪寺昭
声の出演[]
- ラウザー音声 - 佐々木健
- ラウズアブゾーバー音声、キングラウザー音声 - 立木文彦
- ナレーション - 小杉十郎太
主なゲスト出演者[]
- 広瀬小百合 - 井上れい子
- 上城隆一 - 田崎正太郎
- 上城弥生 - 栗田よう子
- 一之瀬仁 - 藤間宇宙 (9 - 12)
- 桐生豪 - 増沢望 (17 - 19)
- 矢沢 / カプリコーンアンデッド(声) - 是近敦之 (20,21)
- 神丘令 - 藤田瞳子 (22,23)
- 高原 / イーグルアンデッド(声) - 林泰文 (22,23)
- 新名 / ウルフアンデッド(声) - 加々美正史 (24,25)
- 大地 / エレファントアンデッド(声) - 成田浬 (24 - 26)
- 三上了 - 森本亮治 (29,30)(相川始と2役)
- あずみ / サーペントアンデッド(声) - 福澄美緒 (29,30)
- 未知 - 北浦実千枝 (29,30)
- 生原羽美 - 東海林愛美 (35,36)
- 栗原晋 - 渡祐志
- 警官 - 黒田勇樹(友情出演) (48)
スーツアクター[]
- 仮面ライダーブレイド[2][3] - 高岩成二
- 仮面ライダーカリス[3] - 伊藤慎
- 仮面ライダーギャレン[4][3] - 押川善文
- 仮面ライダーレンゲル[5][6]、アンデッド[7] - 岡元次郎
- ピーコックアンデッド[8]、アンデッド[9] - 永徳
スタッフ[]
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 松田佐栄子(テレビ朝日)、日笠淳・武部直美・宇都宮孝明(東映)
- 脚本 - 今井詔二、今井想吉、宮下隼一、井上敏樹、會川昇
- 監督 - 石田秀範、鈴村展弘、長石多可男、諸田敏、佐藤健光、息邦夫
- 音楽 - 三宅一徳
- 特撮監督 - 佛田洋(特撮研究所)
- 撮影 - いのくままさお、倉田幸治、菊池亘
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)、新堀和男(レッドアクションクラブ、最終話のみ)
- 助監督 - 柴崎貴行、息邦夫、塩川純平、山口恭平ほか
- 音楽プロデューサー - 長澤隆之 (avex mode)
- キャラクターデザイン - 飯田浩司(石森プロ)
- クリーチャーデザイン - 韮沢靖、篠原保〔ディアーアンデッド〕、飯田浩司〔ゼブラアンデッド〕
- 1stOP振付 - 彩木映利
- 2ndOP演出 - 小藤浩一
- 技術協力 - オーエイギャザリング、東映ラボ・テック、KYORITZ
- 製作 - テレビ朝日、東映、ADK
主題歌・挿入歌[]
主題歌[]
- 「Round ZERO〜BLADE BRAVE」(1 - 30話)
- 作詞 - 藤林聖子、作曲 - 吉田勝弥、編曲 - 近藤昭雄、歌 - 相川七瀬 AVCA-14925
- オープニング映像ではステージ上でメインキャストや仮面ライダーがスポットライトを浴び、各々の特技や戦闘をイメージした動きを披露していくという構成が特徴的。
- 「ELEMENTS」(31 - 48話)
- 作詞 - 藤林聖子、作曲 - 藤末樹、編曲 - RIDER CHIPS + 渡部チェル、歌 - RIDER CHIPS Featuring Ricky AVCA-22153
- 前期と後期でOPを変更することは『アギト』以来。また、ストーリーの進行に合わせて映像に細部の変更がなされている。
- ※劇場版では「ELEMENTS」がEDに使われた。また、最終回はOPが存在せず、アバンタイトルの挿入歌として使われた。
挿入歌[]
放送フォーマットとしてのEDは原則として存在しないが、EDテーマと呼ばれる楽曲は従来通り制作されている。これらの曲は、各話のクライマックスで挿入歌的に使われた。なお、最終回のスタッフクレジットはBGMが使われた。また、スタッフクレジットもロール式ではない。
- 「覚醒」(2話‐21話)
- 作詞 - 藤林聖子、作曲 - 渡部チェル、編曲 - 近藤昭雄、歌 - Ricky AVCA-14925
- 「rebirth」(23話‐30話、47話)
- 作詞 - 藤林聖子、作曲 - 青野ゆかり、編曲 - 渡部チェル、歌 - 橘朔也(天野浩成) AVCA-14988
- 「take it a try」(31話‐45話)
- 作詞 - 藤林聖子、作曲・編曲 - 渡部チェル、歌 - 相川始(森本亮治) AVCA-22095
放映リスト[]
各回にはタイトルは無く、ここで「放映題」としているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、テレビ朝日公式ページにて表記されたものである。なお、シナリオタイトルも、先行して特撮専門誌やホビー情報誌に「仮タイトル」として掲載される事が多いため併記した。
放送日 | 話数 | 放映題 | シナリオ題 | 登場アンデッド | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
2004年 1月25日 |
1 | 紫紺の戦士 | 組織壊滅 |
|
今井詔二 | 石田秀範 |
2月1日 | 2 | 謎のライダー |
| |||
2月8日 | 3 | 彼らの秘密… | 封印の謎 |
|
鈴村展弘 | |
2月15日 | 4 | 永遠の命の謎 |
|
今井詔二 今井想吉 | ||
2月22日 | 5 | 過去への挑戦 | 覗いた素顔 |
|
今井詔二 | 長石多可男 |
2月29日 | 6 | カリスの正体 | ||||
3月7日 | 7 | 囚われた2号 | 実験材料 |
|
諸田敏 | |
3月14日 | 8 | 甦った者たち |
| |||
3月21日 | 9 | 戦う者の運命 | 偽りの克服 |
|
石田秀範 | |
3月28日 | 10 | 操られた戦士 | ||||
4月4日 | 11 | 各々の居場所 | 俺たちの世界 |
|
宮下隼一 | 鈴村展弘 |
4月11日 | 12 | カテゴリーA(エース) |
| |||
4月18日 | 13 | 金色の糸の罠 | カテゴリーA(エース) |
|
今井詔二 | 長石多可男 |
4月25日 | 14 | エース封印! |
| |||
5月2日 | 15 | 運命の適合者 | レンゲルの影 |
|
諸田敏 | |
5月9日 | 16 | レンゲルの力 |
| |||
5月16日 | 17 | 邪悪なベルト | 残酷な解放者 |
|
井上敏樹 | 石田秀範 |
5月23日 | 18 | 暗闇を操る魂 |
| |||
5月30日 | 19 | 暗黒を征す者 | ||||
6月6日 | 20 | 標的は虎太郎 | 危険な香り |
|
今井詔二 | 長石多可男 |
6月13日 | 21 | 友を思う戦い |
| |||
6月27日 | 22 | 闇からの脱出 | 約束の日 |
|
會川昇 | 諸田敏 |
7月4日 | 23 | お前は誰だ? | ||||
7月11日 | 24 | 謎のハンター | 狼の黒い牙 |
|
佐藤建光 | |
7月18日 | 25 | 裏切りの疾走 | ||||
7月25日 | 26 | 俺を動かす力 | J(ジャック)フォーム |
|
今井詔二 | 長石多可男 |
8月1日 | 27 | 揺れ動く心… |
| |||
8月8日 | 28 | 危険な賭け!? | 絶望への序章(プロローグ) |
|
諸田敏 | |
8月15日 | 29 | 2人のカリス | 始まり、了(おわ)り |
|
井上敏樹 | |
8月22日 | 30 | 失われた記憶 | ||||
9月5日 | 31 | 53番目の存在 | ジョーカー |
|
會川昇 | 長石多可男 |
9月12日 | 32 | 破壊者の秘密 |
| |||
9月19日 | 33 | 狙われた剣崎 | K(キング)フォーム |
|
息邦夫 | |
9月26日 | 34 | カテゴリーK(キング) | ||||
10月3日 | 35 | 危険な変身!? | 巨大な力 |
|
諸田敏 | |
10月10日 | 36 | 最強フォーム |
| |||
10月17日 | 37 | 新たな運命へ | W(ワイルド)カリス |
|
長石多可男 | |
10月24日 | 38 | 運命を掴む者 |
| |||
10月31日 | 39 | 再会…父と娘 | 父と娘と |
|
宮下隼一 | 石田秀範 |
11月14日 | 40 | 過去との訣別 |
| |||
11月21日 | 41 | 強くなりたい | 魂の解放 |
|
會川昇 | 鈴村展弘 |
11月28日 | 42 | レンゲル復活 |
| |||
12月5日 | 43 | 敵か味方か? | フォーカード |
|
井上敏樹 | 長石多可男 |
12月12日 | 44 | フォーカード |
| |||
12月19日 | 45 | 新たなカード | 5枚目のA(エース) |
|
會川昇 | 諸田敏 |
12月26日 | 46 | 支配者の封印 |
| |||
2005年 1月9日 |
47 | ギャレン消滅 |
| |||
1月16日 | 48 | 滅びへの序章 | 運命の切札 |
|
長石多可男 | |
1月23日 | 49 | 永遠の切札 |
- 休止4回(テレビ朝日系列22局)
- 2004年6月20日 全米オープンゴルフ中継のため。
- 2004年8月29日 アテネオリンピック関連番組放送のため。
- 2004年11月7日 第36回全日本大学駅伝放送のため。
- 2005年1月2日 三が日による特別編成のため。
- 全国高等学校野球選手権大会による放送時間移動(朝日放送)
- 28話 2004年8月15日8時00分 - 8時30分
- 29話 2004年8月22日8時00分 - 8時30分
- 30話 2004年8月25日10時30分 - 11時00分
38話の本編では、前日発生した新潟県中越地震の被害状況や気象庁からの情報などをL字型画面で放送。
視聴率[]
- 最高視聴率10.0%(『仮面ライダーオーズ/OOO』と並ぶ平成仮面ライダーシリーズ歴代8位)
ビデオリサーチ調べ、関東地方
放映ネット局[]
- 東京都・関東広域圏 - EX テレビ朝日
- 北海道 - HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 - ABA 青森朝日放送
- 岩手県 - IAT 岩手朝日テレビ
- 宮城県 - KHB 東日本放送
- 秋田県 - AAB 秋田朝日放送
- 山形県 - YTS 山形テレビ
- 福島県 - KFB 福島放送
- 新潟県 - NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 - UTY テレビ山梨
- 富山県 - 未放送(地域によってはCATVなどで隣県での放送を視聴可能だった)
- 石川県 - HAB 北陸朝日放送
- 福井県 - FBC 福井放送
- 長野県 - ABN 長野朝日放送
- 静岡県 - SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 - NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 - ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 - BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 - KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 - HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 - YAB 山口朝日放送
- 徳島県 - JRT 四国放送
- 愛媛県 - EAT 愛媛朝日テレビ
- 高知県 - KUTV テレビ高知
- 福岡県 - KBC 九州朝日放送
- 長崎県 - NCC 長崎文化放送
- 熊本県 - KAB 熊本朝日放送
- 大分県 - OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 - MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 - KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 - QAB 琉球朝日放送
他媒体展開[]
劇場版[]
- 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE (2004年9月11日公開)
ハイパーバトルビデオ[]
- 仮面ライダー剣超バトルビデオ 『仮面ライダー剣(ブレイド)VSブレイド』
- てれびくんの応募者全員サービスとして製作された短編作品。この作品のみビデオとDVDの2種が発売され、次の響鬼よりDVDのみの応募となった。序盤は虎太郎の小説の執筆(おそらく『仮面ライダーという名の仮面』)という形で全ライダーの紹介を行い、中盤からは剣崎に変身し、ブレイドの変身能力をコピーしたトライアルと本物の剣崎(仮面ライダーブレイド)との対決という内容。全体的にコメディタッチで、橘や睦月が変身せずにラウザーで攻撃したり、ブレイドがジェミニのカードで分身してジャックフォーム、キングフォームにそれぞれ変身して同時攻撃を行うなど見所満載の作品である。
- 構成 - 武部直美
- 監督 - 柴崎貴行
ゲーム版[]
バンダイより2004年12月9日にプレイステーション2用の格闘アクションゲームとして発売。開発はdIGIFLOYDで、媒体はCD-ROM。
ブレイドを初めとするライダー陣(全てのフォームが登場)、幾つかのアンデッド(トライアルシリーズ、ダークローチは登場しない)に加え、本編29・30話に登場した「三上了」が扮する「鯛焼き名人アルティメットフォーム」が使用可。ライダーでも敵怪人でもないキャラクターが操作可能キャラクターとして登場するのは、平成仮面ライダーシリーズのゲームでも、本作のみである。
必殺技を発動させた際、プレイヤーが互いに○・△・□ボタンのどれかを入力し、一致しなければ攻撃側が必殺技の発動に成功、一致した場合は防御側がそれを防ぐことに成功する、というジャンケンのようなシステムが採用されている。
前作『555』のゲーム版同様、劇場版のみに登場するキャラは一切登場しない。初回特典として、裏技が表記された非売品カードダスが同梱されていた。
映像ソフト化[]
- 2004年8月6日から2005年7月21日にかけてDVD・VHSが東映ビデオより発売された。全12巻で各巻4話(最終12巻は5話)収録。リリース時、前作『555』のDVD化が続いていた。本作以降『仮面ライダーキバ』まで8月スタート、翌年の7月21日までのDVD・VHSリリースとなる。
- 本作のテレビシリーズのDVDは平成仮面ライダーシリーズで唯一、日本語字幕表示機能が付いている。『555』『響鬼』のテレビシリーズDVDの一部にも字幕機能が搭載されているが、全巻通して搭載されているのは本作のみである。
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されたほか、2009年10月21日発売の『仮面ライダーディケイド』DVD VOL. 4の初回生産特典として第1話が収録。
- 本編を再編集した児童向けビデオ「ヒーロークラブ 仮面ライダー剣」が全2巻で発売・レンタルされている(DVDはセル・レンタル、VHSはセルのみ)。
備考[]
- 本作にバイク等車両を提供しているホンダが、前年(『仮面ライダー555』を参照)に引き続き「仮面ライダーブレイドHonda」チームを結成して鈴鹿8時間耐久レースへのエントリーを行った。ブレイドのスーツを着用してレースに参加する山口辰也は、タイアップとして本作の第24-25話にもゲスト出演を果たした。レース結果は総合4位での完走となっている。このレースにおいては、参加ライダーが、ブレイドとギャレンをモデルとしてデザインされたヘルメットとスーツを着て出場していた。監督は宮城光。ブレイド役は山口辰也、ギャレンは徳留和樹。
- 初期の仮面ライダーシリーズが持っていた作品の連続放映期間と放映回数の記録を、本作放映期間中に平成ライダーシリーズが更新した。初期仮面ライダーシリーズは第1作1971年4月3日放送 - テレビスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』1976年1月3日放送、4年9ヶ月間、全249回、対して平成シリーズは本作までで、『クウガ』2000年1月30日放送開始 - 『剣』2005年1月23日放送終了、5年間、全251回である。
- 『ディケイド』の「ブレイドの世界」で登場したジョーカーのカードには、本作48話の最後に出たものと違い各スート(ハート・ダイヤ・クラブ・スペード)の柄が挿入されている。
- 2005年3月に小学館より発売された「仮面ライダーブレイド超全集」に、後期メインライターでもあった會川がTV版最終話の後日談を想定して執筆した小説「たそがれ」が収録されている。後日談としてはかなり期間は開いており、TV放映時小学生だった栗原天音が老婆になっている時代の話となっている。
- 高知県では、本作の終了をもって平成仮面ライダーシリーズの放送は打ち切られ、現在に至るまで再開されていない。
- 今作から『カブト』までの3作品ではタイトルロゴにタイトルのローマ字表記が記載されなかった(ただし本作は「MASKED RIDER」のみ記載され、『響鬼』『カブト』ではタイトルロゴにローマ字表記はされなかった。)。
関連項目[]
- 仮面ライダーディケイド - 平成仮面ライダーシリーズ10作目の記念作品。本編および劇場版にブレイドを始めとする本作のキャラクターが世界観、名前、役者等を変更した上で登場する。また、第30話と最終話には椿隆之本人が剣崎一真として登場し、ブレイドキングフォームに変身した。
- 仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー - 仮面ライダーグレイブがゲスト出演している。
- オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー - 仮面ライダーシリーズ40周年目の記念作品。本作からブレイドら4人の仮面ライダーと敵首領格としてケルベロス、幹部にギラファアンデッド他数体のアンデッドが登場する(『ディケイド』の様に世界観等を変更しているのかは不明)。
- オンドゥル語 - 出演俳優の滑舌の悪さを揶揄したインターネットスラング。
脚注[]
外部リンク[]
- 仮面ライダー剣(テレビ朝日公式サイト)
- 仮面ライダー剣(東映公式サイト)
- 仮面ライダー剣 音楽情報(avexmodeサイト内)
- 仮面ライダー剣 DVD情報(東映ビデオサイト内)
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