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テンプレート:Infobox character 仮面ライダーBLACK RX(仮面ライダーブラックアールエックス)は、仮面ライダーシリーズに登場する戦士。

各作品での設定[]

『仮面ライダーBLACK RX』[]

南光太郎を参照。

本作品に登場する仮面ライダーは前作に登場したBLACKの進化形であり、クライシス帝国の襲撃により変身機能を破壊され、宇宙空間に放逐された南光太郎の体内に宿るキングストーンが太陽光線のエネルギーによって進化し、新たに下記の「BLACK RX」として生まれ変わったものである。またクライシス帝国との激戦の中で、RXはさらに後述する2つの変身能力を会得。当初はRX形態を経由してのみ多段変身が可能だったが、展開が進むにつれどの形態からでも別の形態に変身することが可能となった。
Blackrx
「光の王子」「太陽の子」の異名を持つ基本フォーム。身長198.8cm。体重88kg。ジャンプ力は60m、水中での活動時間は30分。時速315キロで走ることが出来る。BLACKに比べかなり細面でがっちりとした体格となり、体色には一部濃い緑色が加わっている他、胸にあった蛇と宝玉の図案化された世紀王の紋章は「RX」と読める形に変わっており、変身に際して取るポーズもBLACKの時とは全く異なっている。
変身ベルト「サンライザー」はそれまでのキングストーンの力と太陽の力を象徴するように、ダブルタイフーンのような形状を採っている。また腹部に太陽光を取り入れて蓄積する新たなシステム「サンバスク」が備わっており、ここで取り入れられた太陽光とキングストーンのパワーが生み出すハイブリッドエネルギーによって、BLACKの数倍のパワーを発揮する他、かなりのダメージを受けても太陽光線を受けることで瞬く間に回復する。キングストーンも時に光太郎に神託のようにアドバイスを与えることもある。
怪魔界など太陽光線の差し込む期間が限られるような場所で変身の制限を受けるという弱点が、序盤に特に強調されていたが、後に夜間でも支障なく変身している描写が見られるようになった。また、もう一つの致命的な弱点として、リボルケインを生成する際に、キングストーンが無防備になる点がある。この他にもサンバスクを破壊されると能力が大幅に減退するが、太陽光線とキングストーンのエネルギーにより一瞬で再生する機能が備わっている。
必殺技はエネルギーを集中させたリボルケインで敵の身体を貫き、相手の体内にエネルギーを流し込み爆破する「リボルクラッシュ」で、劇中で最も多用された。もう一つの必殺技にライダーキックの3倍の威力を持つ「RXキック」が存在するが、こちらは主に繋ぎ技として使われることが多い。このほか、BLACKの頃と同様に「キングストーンフラッシュ」を放つことも可能である。
専用ツール
リボルケイン
サンライザーによって光を結晶化することで生成される光の剣状の杖(スティック)。前述のリボルクラッシュを放つ際に用いられるほか、敵の光線を受け止めることも可能。最終回でクライシス皇帝の触手を切り落とすなど、稀には切断武器としての使用もある。リボルクラッシュを決めて引き抜かれた後には「R」の字を描くように振るわれる。設定上は伸縮自在で鞭のようにも使えたり、光弾を発射するなどの機能も持つ万能武器だが、本編での使用例はない。
必殺技や能力
リボルクラッシュ
リボルケインを敵に突き立て、光エネルギーを体内に拡散させて爆死させるRX最大の必殺技。エネルギーの奔流のため貫いた先からは火花が噴出する。高空にジャンプし、急降下とともに突き刺す、アクロバッターに乗って加速をつけて突き刺す、離れた敵に投げつけて貫くなどのバリエーションがある。なお「リボルクラッシュ」という技名が劇中で呼称されることはない。
RXキック
BLACK時代のライダーキックの3倍の威力を持つ高空からの必殺キック。ライダーキックと同様に足先が赤く発光するが、大きな違いは両足で蹴り込む点。後ろ向きの宙返りの後に繰り出したり、身体に捻りを加えて放ったりするなどのバリエーションが存在するが、劇中での呼称は「RXキック」で変わらない(呼称しないまま使用したことも何度かある)。多くの場合決め技というより、リボルケインを繰り出す前に敵にダメージを与えるために使用されたが、ガテゾーンとの最終決戦ではとどめの一撃となっている。なお足先を発光させない通常攻撃のキックでも、RXは両足で蹴り込むのが普通である。
キングストーンフラッシュ
BLACK時代からあった、キングストーンエネルギーを放出する技。幻術・妖術を打ち破る機能は健在で、第40話で幽霊に化けたチャップの正体を暴いた。なお「キングストーンフラッシュ」との呼称はないが、第21話や27話などではサンライザーからの発光によって敵の実体を暴いたり、閃光で敵を怯ませたりしている。

ロボライダー[]

Roboraida-
悲しみの王子」「炎の王子」の異名を持つ多段変身形態の一つ。ジャンプ力は48メートル、水中での活動時間は30分。胸の紋章は「R2」もしくは「Rr」と読める形に変化している。マリバロンにさらわれた佐原社長の娘・ひとみの命を目の前で奪われた[1]RXの深い悲しみにキングストーンが呼応し、再度の変身をもたらしたもので、名前どおりロボット然とした重量感のある動きが特徴で、敏捷性には欠けるが、高い防御力と剛力を発揮する。
黒と黄色を主体としたボディカラーを特徴とし、全身の皮膚が耐熱・耐衝撃性に優れた金属質の装甲「ロボフォーム」に変化している。また、火をエネルギーとして吸収できる他、コンピュータへのハイパーリンク能力も持っている。弱点は前出の敏捷性の低下の他、ボディが金属分子を含むため、強い磁力によって動作が阻害されることがある点が挙げられる。必殺技はボルティックシューターからエネルギー弾を放つ「ハードショット」。またこれ以外にもRXよりも1.25倍高い威力の強烈なパンチ「ロボパンチ」を得意技として多用する。
専用ツール
ボルティックシューター
右太もも付近で光を結晶化させて出現させる光線銃。設定上はハードショット以外にポイントシュート、オープンシュート、サンシャインシュートなどの多彩な光線を発射できるが、本編で使い分けられたことはないため詳細は不詳。
必殺技や能力
ハードショット
ボルティックシューターの光弾で敵を撃ち抜くロボライダーの必殺技。初期には決め技として何度か用いられた。第19話を最後に決め技としての使用はなく、ボルティックシューターは専ら敵にダメージを与えるために使われていたが、その際の攻撃がハードショットなのかどうかは定かではない。
ロボパンチ
RXパンチを遥かに凌駕する威力のロボライダー形態でのパンチ。両拳で打ち出すことが多い。また炎のエネルギーを吸収し、パンチの威力をさらに高めることもできる。
瞬間変身
光太郎は瞬間的にロボライダーに変身し、ただちに元の姿に戻ることができる。このプロセスはクライシスの怪人たちにも知覚できないほど瞬時に完了する。第20話でこの能力を利用して攻撃を防ぎつつ、絶命を装って敵の目を欺いた。

バイオライダー[]

Baioraida-
怒りの王子」の異名を持つ多段変身形態の一つ。ジャンプ力は72メートル。水中での活動時間は無限。胸の紋章は「R3」もしくは「RB」と読める形に変化している。策略によりロボライダーのパワーでも脱出不可能な部屋に閉じこめられ、怒りに燃えたRXにキングストーンが応え、三度の変身能力をもたらしたものである。
青と銀、そして赤を基調としたボディカラーを特徴とし、ロボライダーとは正反対に俊敏な動きを生かして戦う。最大の特徴は身体が液体分子構造を持っていることで、身体を液化すれば弾丸やレーザーなどの物理攻撃は一切受け付けず、狭い場所にも自在に入り込めるようになる。また自身の体に毒素を打ち込んでの抗体の精製や、人間の細胞との合体等も可能。設定では動物と会話できる能力もあるが、劇中の使用例はない。水中での活動時間が無制限という特性もあるが、本編ではこれを生かす機会はなかった。劇中ではほぼ「無敵」と言って良い存在だったが、接近戦(例えば格闘戦)における打撃は必ずしも受け流せないこと、熱に脆いために炎を使った攻撃が苦手、という弱点もある。必殺技としてバイオブレードによる一閃「スパークカッター」を用いるほか、身体を液化させ空中を飛び回りながら相手に攻撃を与える「バイオアタック」を得意とする。
専用ツール
バイオブレード
左腰付近で光を結晶化させて出現する細身の剣。一部の資料では、リボルケインが変形したものと書かれている。刺突に優れるリボルケインに対し、こちらは切断能力に優れる。また、ビームなどのエネルギー攻撃に対しては吸収・反射でき、盾のような使い方も出来る。
必殺技や能力
スパークカッター
バイオブレードを青く閃光させ、逆袈裟に敵を両断するバイオライダーの必殺技。都合4体の怪人を撃破したほか、第45話では霊界怪人軍団を全滅させている。
液化・ゲル化
身体の一部ないし全体を液体ないしゲル状に変化させる能力。僅かな隙間から脱出・潜入する、拘束状態から離脱する、敵の攻撃を回避するなどの使用法がある。またこの状態で宙を飛び回り、高速で敵に体当たりする「バイオアタック」(技名の呼称は第22話のみ)は高い攻撃力を誇る。液化・ゲル化はRXやロボライダーの状態からでも瞬時に可能で、実体化したときにはバイオライダーの姿になっている、というパターンも多い。
また身体を水の粒子のレベルにまで分解し、その状態から復元することも可能。
抗体精製
体内に取り込んだ毒素の抗体を精製する能力。第18話ではこの能力によってムサラビサラの毒に対する解毒剤を作り出した。
細胞融合
自らの身体を細胞レベルにまで分解して、通常の人間の細胞と一体化する能力。その人間に超人的な戦闘能力を与えることが可能。他人の身体を乗っ取る行為であるため人道的観点から使用を控えていたが、第36話で卑劣なバルンボルンの企みを打ち破るために、プロボクサー・沢田の了承を得て使用した。
ミクロ化
液化の後、等身大の敵の体内に侵入できるレベルまで身体を縮小することが可能。第45話で、外からの攻撃が一切通用しないグランザイラスを倒す最後の手段として使用。

備考[]

重装甲・パワー型のロボライダーには遠距離戦対応の銃、機動性に富むバイオライダーには近距離戦用の剣が装備されるなど、多段変身形態はいずれもバランスの取れた戦力を有している。

ライドロン[]

ライドロン
光の車」「重装騎マシン」とも呼ばれる、RXの赤色の専用四輪車で、クライシス帝国で皇帝の政策に反対し、僻地に流されていた学者・ワールド博士の設計図を託された光太郎が独力で設計図通りに製作した。当初は起動しなかったが、かつてゴルゴムのクジラ怪人がBLACKの命を救った「聖なる海の洞窟」に運ばれ、「生命のエキス」を得て起動し、自分の意志を持ち人語を解して会話も行えるスーパーマシンとなった。
最高時速1500キロで、地上だけでなく水上、水中、さらには地中も疾走し、「ライディングアロー」と呼ばれる体当たり技や、怪魔界と地球を行き来する能力をも持つ。車体前部に「グランチャー」というアゴ、車体上部に「パイルエッジ」という鋸状の突起を備え、地中を進む際の掘削機や、戦闘時の武器として活用する。普段はアクロバッターと共に廃工場に待機し、RXのコールでどこにでも現れる。


脚注[]

  1. 実はRXを陥れるための替え玉だった

関連項目[]

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