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仮面ライダーW
テレビドラマ
原作 石ノ森章太郎
制作 テレビ朝日、東映ADK
放送局 テレビ朝日系
放送期間 2009年9月6日 - 2010年8月29日
話数 全49話
その他 ハイビジョン制作作品
(アナログ放送ではレターボックス放送
字幕放送[1]
テンプレート使用方法 ノート

仮面ライダーW』(かめんライダーダブル、欧文表記:KAMEN RIDER DOUBLE[2])は、2009年平成21年)9月6日から2010年(平成22年)8月29日までテレビ朝日系列で毎週日曜8時00分から8時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品と、作中で主人公が変身するヒーローの名称である。全49話。

平成仮面ライダーシリーズ第11作。キャッチコピーは、「平成仮面ライダー10周年プロジェクト 秋の陣」「俺たちは / 僕たちは、二人で一人の仮面ライダーさ[3]これで決まりだ![4]

あらすじ 編集

今から1年前(2008年)、私立探偵の鳴海荘吉とその弟子の左 翔太郎は、謎の組織に拘束されていた少年を助け出す。脱出の途中に荘吉が追手の凶弾に倒れ、残る2人も絶体絶命の窮地に陥る中、少年は翔太郎に謎の機械を渡し、こう告げた。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」

そして2009年秋。あらゆる場所で風車が回る風の街「風都」において、荘吉の後を継いで探偵業を営む翔太郎と1年前に救出された少年フィリップの元に、荘吉の娘鳴海亜樹子が事務所からの立ち退きを要求しにやってきた。翔太郎に付きまとううちに、亜樹子は風都で怪事件を起こす怪人ドーパントの存在を知る。そして、翔太郎とフィリップが変身する風都を守る戦士仮面ライダーWの戦いに深く関わっていくことになる。

概要 編集

前作『仮面ライダーディケイド』の開始とともに始まった「平成ライダー10周年プロジェクト」の第3弾であり、『超・電王&ディケイド』(春の章)、『ディケイド オールライダー対大ショッカー』(夏の陣)に続く「秋の陣」として位置づけられる。『ディケイド』が平成ライダーシリーズの9年を総括する作品だったのに対し、本作は「“次の10年”に向けた、新たなるシリーズの第1作」をコンセプトに制作されている[3]

シリーズ初となる「2人で1人の仮面ライダー」が本作の特徴で、OPのクレジットでも桐山漣菅田将暉は横並びに表示されている。主役の仮面ライダーWは、2人が同時に変身ベルトを装着することで1人のライダーへと変身する[5]。これについて東映プロデューサーの塚田英明はインタビューで「2人で1人」という設定は、探偵もの・ハードボイルドものにつきものの「相棒」という存在から発案したと語っている[6]。ここから「ハードボイルドもの」という世界観が派生し、主人公は「私立探偵」「相棒」に設定され、作劇にも探偵ものの要素が多く含まれる[7]。余談として、本作で翔太郎の事務所に置かれているデスクは松田優作主演のドラマ『探偵物語』において、当時実際使われていたものと同じものである[8]。一説では、平成ライダーの裏テーマである謎解きを表テーマに置き換えた。また、近年の平成仮面ライダーシリーズでは恒例となっているコメディーの要素は『仮面ライダー電王』と同様に比重が強く置かれており、コメディーを物語の核心に発展させている演出も多い。

Wのデザインは昭和ライダーを意識したデザインとなっていて大きな複眼やマフラーが久々に復活している。中でもマフラーはTVシリーズの主役ライダーでは1984年正月放送の『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』の仮面ライダーZX以来約25年ぶり(雑誌掲載を含むと26年ぶり)の復活である。昭和のデザインを彷彿とさせる一方で、従来のバッタなどに相当するデザインモチーフは設定せず、右半身と左半身で色が違うデザインの様々な組み合わせにより多様な能力を発揮する。

敵側は平成ライダーシリーズで初めて全編を通して悪の組織である[9]

これまでのシリーズでは主に実際の日本を舞台にしてきたが、本作では架空の都市「風都(ふうと)」を舞台としており[10]、過去作以上に虚構的な世界となっている。同時に、主人公たちの活動の場が「一都市」に絞られることになり、主人公たちの人物設定にも「街」が強く関連している。また、「仮面ライダー」の呼称は、戦いを目撃した住民たちが呼び始めたものであり、それを受けて主人公たちが「仮面ライダー」を名乗るようになった。

なお劇場版『運命のガイアメモリ』において、『仮面ライダーオーズ/OOO』の主人公である火野映司/仮面ライダーオーズがゲストで登場。本編の第47話にて『OOO』のキーアイテム・オーメダルの存在が描写されるなど世界観の共有が示唆されたが、資料担当・田嶋秀樹によれば、これは新番組の放送を盛り上げるために入れたサービスカット以上の意味はなく、共通の世界観設定があるかどうかは明言を避けている[11]。また、武部直美(『オーズ/OOO』プロデューサー)は、「『W』にオーメダルが出たのは話で聞きましたが、ビックリしています。今後二つの組織(財団Xと鴻上ファウンデーション)が絡むことは…ないんじゃないんでしょうか(笑)」と発言している[12]。Wとオーズは劇場版作品の『運命のガイアメモリ』、『MOVIE大戦CORE』、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で3作連続共演しており、ディケイドとも『オールライダー対大ショッカー』、『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で3度共演をしている。

第1話の視聴率は2006年の『仮面ライダーカブト』以来の2桁台を記録した。また平均視聴率も1年間放送された2008年の『仮面ライダーキバ』を上回った。

関連商品売り上げは過去最高の175億円を記録。更に10年度はそれを上回る230億円を記録するなど好評であった。特に、主力商品である『変身ベルト DXダブルドライバー』はこれまで最多売り上げを誇っていた『変身ベルト DXファイズドライバー』を上回る売り上げを記録し、大ヒット商品となった。

TVシリーズの仮面ライダー作品では初めてのVシネマが製作された。

今作から「仮面ライダー」の英文表記が「Masked Rider」から「Kamen Rider」に変更された。

スタッフ 編集

本作では平成ライダーシリーズの中核スタッフが刷新されており、これは「新たなるシリーズの始動」という意図と共に、及び長年「スーパー戦隊シリーズ」のプロデューサーを担当し、初めて「仮面ライダーシリーズ」のチーフプロデューサーを担当する塚田英明の意向が強く反映されている。

脚本にはメインライターに三条陸、サブライターに長谷川圭一[13]、またゲストライターとして荒川稔久中島かずき、クリーチャーデザインに寺田克也、さらに演出では東映特撮作品は初の起用となる黒沢直輔坂本浩一を起用。『仮面ライダークウガ』以来9年振りとなる荒川を除けば、これらのスタッフは「平成仮面ライダーシリーズ」に携わるのは初である。しかし、漫画原作・アニメ脚本を数多く手がけてきた三条、ライダーシリーズの好敵手とも言える平成ウルトラシリーズの多くに関わった長谷川、様々な作品でデザイン経験のある寺田、『京都迷宮案内』(かつて塚田も担当していた)『ベイシティ刑事』『さすらい刑事旅情編』などを手掛けた黒沢、アクション映画パワーレンジャーシリーズを手掛けた坂本など、いずれの人物も各分野において十分な経験を持つベテランである。またその一方で、演出陣には田﨑竜太石田秀範柴崎貴行諸田敏が、音楽は前作から引き続き中川幸太郎鳴瀬シュウヘイが担当するなど、平成ライダー常連スタッフも参加している。

その他 編集

古くはゴールデンタイム枠(金曜19:30枠と月曜19:00枠)から朝の時間帯へ移動したメタルヒーローシリーズ、『燃えろ!!ロボコン』、そして平成仮面ライダーシリーズを始めとするテレビ朝日・ADKによる日曜朝8時の枠[14]は、長年にわたって1月末 - 3月上旬開始・翌年1月 - 3月に終了という4クール制が定着していたが、本作は前作『ディケイド』を2クール半の全31話で終了させることで、9月開始番組となった。これは、本シリーズと同じく2月に放送開始していた「スーパー戦隊シリーズ」とストーリーや玩具のピークをずらすことで、新しいビジネスチャンスを探るための方策である[15]とのこと。視聴率の面でも好調で、初回では10.2%を記録している。なお脚本の三条陸やプロデューサーの塚田英明によると企画自体は2008年放送の前々作『キバ』の時からあり、同作品の後番組にして今までどおりの1月下旬放送開始・翌年1月中旬終了で放送する案もあったと両者のインタビューで語られている。ちなみに企画自体は前番組の『ディケイド』よりも『W』の方が先に企画が完成していたが、前述の放送期間の移行を理由に後から企画が上がった『ディケイド』を先に放送した[16]

作品詳細 編集

世界設定・用語 編集

風都(ふうと)
本作品の舞台となる、日本の何処かにある架空の都市。劇中の描写から湾岸都市であることが判明したほか、亜樹子が大阪から来たことから少なくとも関西地方ではない様子。
街の至るところに様々な形状の風車が回る、通称「エコの街」。「ふうとくん」という街のマスコットキャラクターが人気者である。また、この街の自動車のナンバープレートも風都ナンバーとなっている。主な施設に以下のようなものがあるが、これらの他にも毎回様々な場所が物語の舞台となる(基本的に「風都○○」とつくことが多い)[17]
翔太郎を始め、多くの住民に愛されている一方、裏ではミュージアム(園咲家)による実験都市としての暗黒的な側面も持っており、組織やその方針に対して敵対の意を見せる者が抹殺されることも多く、ガイアメモリによる犯罪も増加傾向にある。
翔太郎たちの拠点である鳴海探偵事務所は古びた玉屋「かもめビリヤード場」の2階にあり、こちらも看板の上にかもめ型の風見鶏と8ボール型の風車が回る。事務所の住所は風都風花町一丁目二番地二号。
風都タワー
築30年の街のシンボル。風都そのものを表すように巨大な風車となっている。劇場版『運命のガイアメモリ』の戦いにより崩壊したが、TVシリーズの最終回では無事再建されている。
風麺
ウォッチャマンらがよく利用するラーメン屋。具が隠れるほど巨大なナルトが売り[18]
風都博物館
琉兵衛が表向きに扱っている博物館。中にはドーパントのメモリのモデルとなった物品や生物のジオラマが展示されている。従業員全てがミュージアム所属というわけではなく、琉兵衛の本性を知らない者もいた。なお外観や展示品の一部は国立科学博物館上野本館を使っている[19]
WIND WAVE
風都で番組を配信しているラジオ局。園咲若菜の「ヒーリング・プリンセス」もここで制作されている。
地球の本棚(ほし - ほんだな)
地球の記憶の全てが存在するアカシックレコードのような精神世界。真っ白な空間に無数の本棚が並んでおり、それらが一冊一冊が「地球の記憶」のデータベースとなっている。使用者が検索をかける(キーワードを唱える)と自動的に本が選抜されていき、任意の情報が入った本を絞り込むことができる。ただし万能ではなく、情報が無ければ本を絞れず、個人に関する本でもその感情に関する情報はない上に、中身が全て破かれた様に削除されていたり、何かしらの都合で鍵が掛って閲覧できないものもある。この世界に入っている人間は一種のトランス状態となっている(会話は可能)。また臨死状態など精神のみ活動する人間も、この世界に侵入することが可能。
本来はフィリップの特殊能力であるが、後に若菜がその体に「ガイアプログレッサー」を融合したことにより、フィリップ同様アクセスできるようになった(度々検索の妨害などの裏工作が行われた)。彼女の本棚とのシンクロ率はフィリップ以上であるためか、立場は彼女の方が上な様子(たとえば、本棚の中でのクレイドールドーパントへ変身など)。なお、ミュージアムを含めた園咲家の情報に関しては、意図的に情報操作が施されている形跡がありフリーズ、強制撤去されるため検索できないようになっていた[20](本棚の移動が停止、そのまま全ての本棚が砕ける演出がされる)が、終盤のミュージアムの計画の最終段階への移行に伴い、若菜がセキュリティを解除したことで検索が可能となった。
ミュージアム
園咲家が中心となり、人間を理想的に進化させる名目の下、ガイアメモリを開発・流通させている秘密結社。警察はその存在を認識しているものの、組織の全容は掴めておらず、捜査線上に出てきても途中で消えてしまう。逆に裏では警察側の内通者が報酬目当てで活動を幇助していたケースもある。活動開始の時期は不明だが、10年前のドーパントによる犯罪が確認されており[21]、少なくとも10年以上前から活動していた模様。
無論、非公式・非合法の組織であるため、主な流通は表社会からのアクセスではなく、闇のセールスマン達による裏社会での販売活動によるものである。彼らは老若男女を問わず、欲望を持つ人間達に大量のガイアメモリを売り込み、ドーパント犯罪を促進している。また風都のいたるところに大小様々な関連する施設を有し、新開発メモリの人体実験も行っている。
ガイアメモリの利益は組織の資金集めの一つであり、開発・流通はあくまで実験の一環でしかなく、組織の最終的な目的は「地球の記憶」の解明と掌握にある。
頭目の琉兵衛の死により表面的に崩壊、さらに担当であった加頭の敗北、死をきっかけに財団Xから支援を切られたため完全に壊滅した。
ガイアゲート[17]
園咲邸地下深くにある神殿のような場所にある緑色に輝く泉で、組織の中枢部である。作中での通称は“”。かつて園咲邸は「星降谷」と呼ばれる遺跡で園咲琉兵衛はこの地で多くの遺物を発掘し、そのまま周辺の土地を買い占めて自分の邸宅を建てた。この泉は「地球の意思」の接続ポイントで、ミュージアムはここで「地球の記憶」を取得、メモリを生産する。そのため、琉兵衛はこの場所自体を「ミュージアム」と呼んでいる。他にもCJXの初登場時にはその出現に共鳴して活性化したり、幼少時代にフィリップ(園咲来人)が落下したことが物語の核心になっていたりと、その存在が重要な鍵となっている。
財団X(ざいだんエックス)
物語の終盤以降その存在が確認された、ミュージアムの背後にいた闇の巨大資本。ミュージアムに出資する後援組織だが、中枢にいた冴子でさえその存在を知らなかった模様。ミュージアムの「地球の記憶」の研究やガイアメモリの開発に必要な多額の資金確保は、この組織のバックアップにより実現している。ミュージアムに多額の資金を提供していること以外、全容は謎に包まれている。また、劇中での加頭の発言から風都で強大な権力を握るミュージアムでさえこの財団に支えられた実務組織でしかなく、ミュージアムの生殺与奪をも握る程の途轍もない世界規模のネットワークと無尽蔵な資金を誇る組織であることがわかる。また、人工衛星も所有している。ミュージアムとは互いの利益のために表向きは良きビジネスパートナーとして協力体制をとっているが、裏では互いに出し抜こうと暗闘を繰り広げる等、非常に微妙な関係で一触即発の状態であった。所属するエージェント達はほぼ無表情で感情の起伏が感じられず、特有の癖を持つ。
ミュージアムの他にも幾つもの組織に資金提供を行っており、劇場版『運命のガイアメモリ』に登場する「NEVER」や、Vシネマ『エターナル』に登場する「クオークス」もその候補の一つだった。また琉兵衛に内密でかつて文音(=シュラウド)が開発し封印されていたメモリを、劇場版『運命のガイアメモリ』のキーアイテムとなる、AからZまで26個の次世代型メモリ「T2ガイアメモリ」として独自に完成させている。47話にて『OOO』に登場するコアメダルとセルメダルを研究する組織への支援を行うことが示唆されている。加頭の敗北により、風都におけるガイアメモリ事業から完全に手を引くことが決定し『W』の表舞台から消えた。メインライターの三条によると財団Xは風都のヒーローで倒せる規模の組織ではないという。
ガイアインパクト
ミュージアムの最終目的であり、「地球の記憶」にアクセスできる人間に「地球の記憶」内の膨大なデータを全て流し込む儀式で地球に変革を壮大な救済計画。これを行われた対象は地球と完全に一体化した究極の存在へと昇華し、地球の記憶を自由に引き出すことのできる生きたガイアメモリ製造機にもなり得る。ただし「地球の記憶」の膨大なデータを制御するために、「地球の記憶」そのものを制御できる存在=フィリップの存在が不可欠となる。
琉兵衛はフィリップを「地球の記憶」=若菜の制御装置として組み込むことで、クレイドールエクストリームの力を得て「地球の巫女」たる資格を得た若菜に、全人類を地球と一体化する計画を行うことを目論んでいたが、翔太郎がフィリップの意識を呼び覚まし救出したことで失敗。しかし若菜への「地球の記憶」のダウンロードは成功しており、加頭が若菜を再びエクストリームの力に覚醒させた上でデータに変換、財団Xの人工衛星にインストールしメモリ適性のある人間以外を総て消滅させてしまう、もう一つのガイアインパクトを行うことを目論んだ。
EXE(エグゼ)
ミュージアム壊滅から1年後の風都にはびこる、数人の若者によって構成されるストリートギャング。自らを「ミュージアムを継ぐ者」と称し、ガイアメモリを売買している。売買されているメモリは今まで流通した物を掻き集めた物らしく、構成員の中にはコックローチやアノマロカリスなど、過去にWがブレイクしたメモリと同型の物を持つ者もいる。使用者がメモリの力を使いこなせておらず、後述の「エナジー」以外のいずれのドーパントも特殊能力を使わずメモリブレイクされてしまった。組織の中心となる人物は「エナジー」と呼ばれる。

ガイアメモリ 編集

あらゆる「地球の記憶」を収めた[22]、全長10cmほどのUSBメモリ型の生体感応端末。

風都に流通しているものは化石のような有機的なフォルムで、中心には内包された「地球の記憶」を連想するイラストが、そのイニシャルを象って描かれている[23]

使用者(人間である場合が殆どであるが実際にはそれ以外の生物も可能)をドーパントに変身させる(後述)ことにより本体に収められた「地球の記憶」をその場で「再現」する。

ミュージアム傘下の秘密工場で生産、同組織のセールスマンにより販売されている。基本は高額でありメモリによって値打ちの上下も存在し、一般人でも購入可能なメモリもあるが、購入者の素性はデータベース化されており、組織の意に沿わない使い方をした場合は抹殺対象になることもある。また後述の副作用の危険性を考慮して、表向きには未成年への販売は禁止されている模様。

新開発にはフィリップ(来人)の存在が必要不可欠で、「ビギンズナイト」におけるフィリップの逃亡以降は開発が滞っており、そのために冴子や琉兵衛がその身柄確保を狙っていた。また、シュラウド等による仮面ライダー用のメモリ、劇場版2作目のT2メモリはフィリップ奪還後にミュージアムとは異なる経緯で開発されている。

スイッチを入れるとメモリに封じられた「地球の記憶」を表す電子音声・ガイアウィスパーが発されて起動し、人体に挿入することで人間を怪人へと変身させる(その間、メモリは使用者の体内に収納される)。

基本的には変身体でなければメモリの固有能力を引き出せないが、人為的にメモリのプログラムを改竄することで人間体でもメモリの力を顕現するケースがある。またドライバーを介さずにメモリを使用した者は体内エネルギーが残留し、ドーパント態でなくても高い身体能力を発揮することがあり、それを繰り返した井坂の肉体は「地球の記憶」そのものを取り込めるほどに変質している。

使用者はミュージアムのL.C.O.G(Living Connector Setting OperationGun=生体コネクタ設置手術器)[22]により、対応メモリ挿入用の生体コネクタを体表面の何処かに付ける措置を受け、そのコネクタを介してメモリを挿入する必要がある。設置後はメモリが所有者を認識するため、原則として特定の個人しか使用できないが、特殊な力が加わり変質を起こしたメモリは、複数の人間で使用できる場合もある。また同種のメモリが複数存在し別人が同一のドーパントになることもあり、井坂はメモリの改造や複製の技術を持っている。

超常的な能力を手に入れる反面、使用者はメモリの有害毒素に徐々に侵食され、ドライバー(後述)というフィルターが無い限り、感情や精神が次第に歪んでいってしまう。この影響で使用者がメモリ自体に依存性を示すようになることもある。メモリの毒素は怒り、憎しみなど強い感情に対し深い結びつきを持つ性質があり、コネクタは恐怖等の感情で成長する場合がある。コネクタもドライバーには遠く及ばないもののフィルターの役割を果たしているようで、それが無い場合は毒素により即死する危険性すら伴う。

使用者の練度・素質次第ではメモリの力をより強く発揮することができ、その段階に応じてメモリが進化し、ドーパント形態の隠された能力を引き出すケースもある(レベル2、レベル3など)。メモリによって装着者(ユーザー)との相性が存在し、相性が良すぎてメモリの記憶を通常よりも余計に引き出してしまう過剰適合者なる者がいる。適応率の原因は様々だが、一部エピソードや劇場版『運命のガイアメモリ』、Vシネマ『エターナル』において、使用者の性格や技能がメモリの性質・モチーフに近いほど適応しやすいというものなどが示唆されている。

園咲家の面々が持つ金色の上位ガイアメモリ・ゴールドメモリは一般のメモリよりも強力な能力を持ち、パワーがあまりにも強すぎるためガイアドライバーを介したとしても使用者の身体に強い影響を及ぼし、死に至らしめる場合がある。能力の高さや性質、クレイドール等の役目もあり、ゴールドメモリとガイアドライバーは園咲家にしか使用できない特権となっている。園咲家の面々が使用する以外のゴールドメモリは、スポンサー特権として加頭が所持するユートピアメモリ、井坂が琉兵衛の元から盗み出したケツァルコアトルスメモリがある。

仮面ライダーが使用するメモリは、ドライバーに挿入することを前提に開発された、より毒素を除き純化したメモリで、一般とは異なるよりUSBメモリに近いフォルムを持つ(純正型は端子が加工されているためか、ドライバー抜きのコネクタには反応しない)。純化により、ドライバーと組み合せることで複数本の強力のガイアメモリを長期間使用したとしても身体への悪影響は発生しない。

ミュージアムの瓦解と財団Xの援助打ち切りによって新たにメモリが製造されることはなくなったが、それでもかなりの数のメモリが未だに街に出回っており、TVシリーズ終了後も仮面ライダー達の戦いは続くこととなった。

ドーパント
装着者(ユーザー)が自身の肉体にガイアメモリ内の「地球の記憶」を挿入(ドーピング)し、その記憶を宿した怪人となった者の総称。作中では超人体と呼称されている。
身体能力の向上などと共に固有の特殊能力を持つ場合が多く、「単純な戦闘能力は低くとも、優れた特殊能力を持っている」という怪人が仮面ライダーシリーズ他作品と比して多い[24]
戦闘力が高いドーパントは、メモリの持つパワーに振り回されることで精神を侵食されてしまい、最終的に理性を失い暴走してしまうことが多い。一方、特殊能力に特化したドーパントはパワーの低さ故にメモリに精神を侵されることは余りないが、その超常的な力の誘惑に負けて心が歪み、どんどん深みにはまり犯罪を重ねてしまう。
身体には核のような球体が必ずあり、主に腰(ベルトのバックル位置)に存在することが多い。
また、稀にメモリが肉体でなく精神と融合して活動することもあるが、それは本来の状態と比べてメモリの能力が大きく劣る紛い物である。ただし、その精神の状態が極限なもの(怨念など)であれば、弱者ながらも精神に準ずる相当のタフさを持つ。
正常な状態でのドーパント体では、使用者の怒りや憎しみ等の強烈な感情の精神エネルギーにより本来のメモリ以上の力を発揮するケースが存在する。
ガイアメモリには様々な「地球の記憶」が封じられているため、ドーパントのモチーフや能力は非常に幅広い。シリーズの定番である「生物」[25]の他にも「人工物」や「無機物」のような無生物、「感情」「現象」「概念」といった抽象的なもの、さらには特定の「文明」や「人物」[26]まで様々なモチーフがあり、「生物」においても恐竜など平成ライダーシリーズでは珍しい古生物の怪人が多く登場し、ゾーンのような非人間型などデザインも千差万別である[27]。なお、古生物系統のドーパントはメモリの暴走などの起因により、凶暴な巨大形態に変異することもある(フォルムは人型ではなくモチーフとなった生物そのもの)。
また本作品では事件の真犯人(ドーパント)を探ることを目的とするエピソードが多いため、ゲスト怪人のドーパントはネタバレを防ぐために、正体が判明するまでくぐもった声に(場合によってはさらに中性的な声に)音声処理されている場合がある[28]
メモリブレイク
仮面ライダーの必殺技を受けて倒されたドーパントのガイアメモリが破壊・排出されて、人間に戻る現象。仮面ライダー以外にも、クレイドールエクストリームがこれを可能とする。
ガイアメモリそのものを直接攻撃することでもメモリブレイクは可能であり、メモリが装着者の体外にあるときにメモリブレイクされた場合でもそのメモリに対応するコネクタは消滅する。
メモリブレイクされた人間には衰弱や失神などの後遺症が表れるケースがあるが、通常死亡することはない。ただし強力なメモリの過剰使用、改造したメモリの使用、複数のメモリの過剰使用は使用者の生命を脅かす場合がある。実際、ウェザー・ドーパントの井坂深紅郎はそれらの命に関わる様な用途を全て行い、繰り返していたため、最期は全身をコネクターの刻印に蝕まれ塵と化した。インビジブルの場合は、井坂によって使用者が死亡しなければメモリを取り出せないように細工されていた。また、マスカレイドの場合はメモリの仕様が通常のものとは異なるのか倒されるとメモリブレイクせずに装着者ごと消滅している。『仮面ライダースカル メッセージforダブル』や『仮面ライダーエターナル』では、マキシマムドライブを受けた変身者が致命的ダメージにより死亡したり、メモリブレイク後もメモリの能力効果が継続していたりとテレビシリーズと異なる描写があるが、それらの原因がマキシマムドライブ側にあったのか、変身者のガイアメモリ側にあったのかは作中では特に明言されていない。
メモリドライバー
ガイアメモリの力を制御するベルト型フィルター。これを通してメモリを使用することにより、副作用や依存性をなくし、理性を失わずに強大な力を引き出すことができる。しかしメモリ直挿しの副作用による暴走にも大きな力があり、井坂によるとメモリの毒性を吸収するドライバーではメモリの力を完全には引き出せないとのことである(クレイドールはベルトのフィルタ機能を低下させることでパワーアップしたこともある)。
通常、ドライバーを通してメモリを使用したドーパントを倒しても変身が解除されメモリが排出されるのみでメモリ自体を破壊するには至らないが、ドライバー本体を狙えば確実なメモリブレイクが可能。現時点では、「ダブルドライバー(所有するメモリを含めた総称は「ダブルドライブギア」とも)」、「ロストドライバー」、「アクセルドライバー」、「ガイアドライバー」が存在する。いずれのドライバーも変身後に外部から視認できる。ただし、「ダブルドライバー」・「ロストドライバー」・「アクセルドライバー」の3つは使用中のメモリが露出しているが、「ガイアドライバー」はメモリの挿入口を守るようにドーパントの特徴である球体(金色)が現れる[29]。なおガイアドライバーはプロトタイプであり、その次世代がガイアドライバー2G(セカンドジェネレーション)ことダブルドライバーである。

キャスト 編集

レギュラー・準レギュラー 編集

声の出演 編集

ゲスト 編集

役者の左の括弧内は登場話数(ただし、他のエピソードでの回想シーン、次回のアバンでの再編集を除く)。太字は各エピソードにおける鳴海探偵事務所の依頼人[31]

なおゲストの中には仮面ライダーシリーズの他に塚田プロデューサーが担当したスーパー戦隊シリーズメタルヒーローなどの過去の特撮番組レギュラー経験者が従来よりも多く起用されており、東映公式サイトにおいて毎回ピックアップされている。また、サブライターの長谷川圭一と関わりのあるウルトラシリーズからのゲストも少なからず起用されている。

スーツアクター 編集

スタッフ 編集

主題歌・挿入歌 編集

テンプレート:告知

オープニングテーマ
W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 編曲 - TAKUYA、鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 上木彩矢 w TAKUYA
第28話、第48話では挿入歌としても用いられた。最終話ではEDとして用いられた。
挿入歌
本作ではEDテーマは存在せず、以下の曲が主に戦闘シーンに挿入される。キャラクターソング以外の歌手は番組オリジナルのグループが起用されており、グループ名にはそれぞれ実在のハリケーンサイクロンの名前(あるいはそれをもじったもの)が付けられている。またこれらのオリジナルグループは「風都で活動しているグループ」という設定になっている。
Cyclone Effect
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - AYANO / 編曲 - Labor Day / 歌 - Labor Day
第3話 - 。仮面ライダーW サイクロンサイド及びジョーカーサイド(サイクロンジョーカーメイン)のテーマソング。48話では、バラード調にアレンジされた「acoustic edit.」が使用された。
「Finger on the Trigger」
作詞 - 藤林聖子、鬼音鼓 / 作曲・編曲 - 五十嵐“IGAO”淳一 / 歌 - Florida Keys
第7話 - 。仮面ライダーW ルナサイド及びトリガーサイド(ルナトリガーメイン)のテーマソング。翔太郎のカラオケの十八番らしく、23話では歌番組「フーティックアイドル」で、翔太郎とフィリップが歌っていた。
「Glorious street 栄光の道」
歌 - Florida Keys
第8話。CDのライナーノーツには歌詞が掲載されておらず、制作者の名前も表記されていないが、DJ HURRY KENNが「サビの歌詞は自分が作詞した」と語っている。
「Free your heat」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - Ryo / 歌 - Galveston 19
第10話 - 。仮面ライダーW ヒートサイド及びメタルサイド(ヒートメタルメイン)のテーマソング。
Naturally
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 園咲若菜(飛鳥凛)
第13話 - 。園咲若菜のキャラクターソング[40]
「Leave all Behind」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - Ryo / 編曲 - Wilma-Sidr / 歌 - Wilma-Sidr
第22、44話。仮面ライダーアクセルのテーマソング。後に「仮面ライダーアクセル」主題歌となる。
Love♡Wars
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - Queen & Elizabeth
第23話。クイーン&エリザベスのキャラクターソング[40]
「風都タワー」
歌 - ジミー中田
第23話。劇中ではライアー・ドーパントに操られた人以外からはことごとく酷評されているが、同話に本人役で出演したTAKUYAは、「FU-TO HIT on GROOVE」(後述)にゲスト出演した際に「本気で歌おうとするととても難しい」とコメントしている。
Nobody's Perfect
作詞 - 松井五郎 / 作曲 - 鳴海荘吉 / 編曲 - 菅原弘明 / 歌 - 鳴海荘吉
第32話 -。鳴海荘吉が作り、歌う(という設定の)バラード。また、最終話の次回予告では通常の「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」のインストではなくこちらがBGMに使われている。
「Extreme Dream」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - AYANO / 編曲 - Labor Day / 歌 - Labor Day
第46、48話。仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームのテーマソング。

放映リスト 編集

  • 本作は過去の平成仮面ライダーシリーズと同様に1エピソード2話完結形式をとっているが、「探偵もの」という設定を反映し、前編(奇数回)が「出題編」、後編(偶数回)が「解決編」と位置づけられている。ただし最終49話は1話完結となっている。
  • サブタイトルは全て○○ / ××で統一。特に○○は2話続けて使用する。
  • 「出題編」と「解決編」には共通のエピソードタイトルが冠され、「解決編」のアバンタイトルでは、そのエピソードの人物相関図が示される。
  • 共通サブタイトルのアルファベットは、基本的にその回のゲストとなるドーパントの頭文字のイニシャルや、各エピソードを象徴する単語やゲストの人名等を併せたダブル・ミーニングとなっている。
  • アルファベットは他のエピソードと重複しない文字が選抜されている。基本的には前後編で1文字使用しているが、例外として「E」は最終話1回のみ、「Z」にいたっては使用すらされなかった(ただし「Z」もネット配信では使用された)。
  • 複数話に渡って登場している、「ミュージアム」所属のドーパント(テラー・ドーパント、タブー・ドーパント、クレイドール・ドーパント、クレイドールエクストリーム、ナスカ・ドーパント、Rナスカ・ドーパント、スミロドン・ドーパント、マスカレイド・ドーパント)は登場怪人欄に記載されていない。
  • 放送日は制作局のテレビ朝日基準で表記する。
放送日話数サブタイトル登場怪人脚本監督
2009年
9月6日
1Wの検索 / 探偵は二人で一人 三条陸 田﨑竜太
9月13日2Wの検索 / 街を泣かせるもの
  • ティーレックス・ドーパント
    • ビッグ・ティーレックス
9月20日3Mに手を出すな / 天国への行き方 諸田敏
9月27日4Mに手を出すな / ジョーカーで勝負
10月4日5少女…A / パパは仮面ライダー
  • アノマロカリス・ドーパント(プロトモデル)
  • アノマロカリス・ドーパント(プロダクションモデル)
黒沢直輔
10月11日6少女…A / 嘘の代償
  • アノマロカリス・ドーパント(プロダクションモデル)
    • ビッグ・アノマロカリス
10月18日7Cを探せ / フィリップはそれを我慢できない 荒川稔久 田﨑竜太
10月25日8Cを探せ / ダンシングヒーロー
11月8日9Sな戦慄 / メイド探偵は見た! 三条陸 柴崎貴行
11月15日10Sな戦慄 / 名探偵の娘
11月22日11復讐のV / 感染車 長谷川圭一 諸田敏
11月29日12復讐のV / 怨念獣
12月6日13レディオでQ / 狙われたプリンセス 石田秀範
12月13日14レディオでQ / 生中継大パニック
12月20日15Fの残光 / 強盗ライダー 三条陸 柴崎貴行
2010年
1月3日
16Fの残光 / 相棒をとりもどせ
1月10日17さらばNよ / メモリキッズ 長谷川圭一 諸田敏
1月17日18さらばNよ / 友は風と共に
  • バード・ドーパント
    • バード・ドーパント(強化態)
1月24日19Iが止まらない / 奴の名はアクセル 三条陸 石田秀範
1月31日20Iが止まらない / 仮面ライダーの流儀
2月7日21還ってきたT / 女には向かないメロディ 長谷川圭一 坂本浩一
2月14日22還ってきたT / 死なない男
  • トライセラトップス・ドーパント
    • ビッグ・トライセラトップス
2月21日23唇にLを / シンガーソングライダー[41] 三条陸 田﨑竜太
2月28日24唇にLを / 嘘つきはおまえだ[41]
3月7日25Pの遊戯 / 人形は手癖が悪い 長谷川圭一 石田秀範
3月14日26Pの遊戯 / 亜樹子オン・ザ・ラン
3月21日27Dが見ていた / 透明マジカルレディ 三条陸 坂本浩一
3月28日28Dが見ていた / 決死のツインマキシマム
4月4日29悪夢なH / 眠り姫のユウウツ 長谷川圭一 田﨑竜太
4月11日30悪夢なH / 王子様は誰だ?
4月18日31風が呼ぶB / 野獣追うべし 三条陸 諸田敏
4月25日32風が呼ぶB / 今、輝きの中で
  • ゾーン・ドーパント
  • ビースト・ドーパント
5月2日33Yの悲劇 / きのうを探す女 中島かずき 石田秀範
5月9日34Yの悲劇 / あにいもうと
5月16日35Rの彼方に / やがて怪物という名の雨 長谷川圭一 田﨑竜太
5月23日36Rの彼方に / 全てを振り切れ
  • ケツァルコアトルス・ドーパント[43]
5月30日37来訪者X / 約束の橋 諸田敏
6月6日38来訪者X / ミュージアムの名のもとに
6月20日39Gの可能性 / バッドシネマパラダイス 三条陸 柴崎貴行
6月27日40Gの可能性 / あなたが許せない
7月4日41Jの迷宮 / 猟奇的な悪女 長谷川圭一 石田秀範
7月11日42Jの迷宮 / ダイヤモンドは傷ついて
7月18日43Oの連鎖 / 老人探偵 坂本浩一
7月25日44Oの連鎖 / シュラウドの告白
8月1日45Kが求めたもの / 悪魔のしっぽ - 三条陸 諸田敏
8月8日46Kが求めたもの / 最後の晩餐
8月15日47残されたU / フィリップからの依頼 石田秀範
8月22日48残されたU / 永遠の相棒
8月29日49Eにさよなら / この街に正義の花束を
  • アノマロカリス・ドーパント
  • コックローチ・ドーパント
  • エナジー・ドーパント

※11月1日は全日本大学駅伝中継、12月27日は小学生クラス対抗30人31脚全国大会2009年完全版スペシャル、6月13日は2010 FIFAワールドカップハイライトのため休止。

朝日放送全国高校野球選手権大会中継放送期間中(8月7日 - 8月21日)は当日の放送はされず、8月15日以降のレギュラー時間に遅れ分を放送し(8月8日=休止、8月15日=46話、8月22日=47話)、8月23日11:00から未放送分の48話を放送。

視聴率 編集

  • 最高視聴率10.2%(平成仮面ライダーシリーズ歴代第7位)

ビデオリサーチ調べ、関東地方

他媒体展開 編集

映画 編集

本記事では便宜上、Wが登場した劇場版としては2作目の『ビギンズナイト、MOVIE大戦2010』を「劇場版1作目」、3作目の『運命のガイアメモリ』を「劇場版2作目」として扱っている。平成ライダー作品の劇場版では珍しくTV本編と時間軸がつながっている[45]

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(2009年8月8日公開)
TVシリーズ放映開始に先駆け登場。ディケイドらオールライダーと大ショッカーの戦いに駆けつけ、ハーフチェンジ闘法でシャドームーンを翻弄した。次回作「MOVIE大戦2010」ではこの時に面識したことを互いに覚えていた。『仮面ライダーW 超全集』の「ガイアメモリの光と闇の攻防」でも正史に組み込まれている。
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(2009年12月12日公開)
本作『W』の劇場版、W誕生秘話が明かされる「仮面ライダーW ビギンズナイト」、シリーズ前作『ディケイド』TVシリーズ最終話のその後を描いた「仮面ライダーディケイド 完結編」、そしてディケイドとスーパーショッカーの最終決戦にWが参戦、共闘する最終章「MOVIE大戦2010」の3部構成となっている。関連書籍ではTVシリーズの第12話と第13話の間の出来事であるとされている[46]。TVシリーズの第12-17話のOP及び提供画面ではこの作品のタイアップ映像が使用された。
仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』(2010年8月7日公開)
『W』初の単独映画作品。物語の時系列ではTVシリーズの第44話と第45話の間の出来事で、傭兵集団「NEVER」との戦いを描く。また、TVシリーズで登場した探偵事務所の依頼者や関係ある人物達が友情出演している。同時上映される『天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー』と共にデジタル3D映画。TVシリーズ第45話から最終話のOPと提供画面では、この作品のタイアップが使用された。
仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』(2010年12月18日公開)
『AtoZ/運命のガイアメモリ』の2D上映版エンドロール終了後、公開予告が発表された。本作『W』のTVシリーズの後日談と鳴海壮吉の過去が明らかになる番外編といえる劇場版「仮面ライダースカル メッセージforダブル」、シリーズ次作『オーズ』の劇場版「仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望」、Wとオーズが協力し、地球の“核”で邪悪なエネルギー集合体・仮面ライダーコアに決戦を挑む「MOVIE大戦CORE」の3部構成となっている。

Vシネマ 編集

仮面ライダーW RETURNS
仮面ライダーアクセル(2011年4月21日発売)
仮面ライダーエターナル(2011年7月21日発売)
平成ライダーシリーズ初のVシネマ作品。
それぞれ、TVシリーズの準主役であった仮面ライダーアクセルと、『AtoZ/運命のガイアメモリ』の強敵・仮面ライダーエターナルを主役にしたスピンオフ作品。

プラネタリウム映画 編集

『仮面ライダー 恐怖の地球温暖化計画』
2010年6月5日以降より全国のプラネタリウム館で上映。ある島でショッカーの企む地球温暖化計画に対し、1号、2号、Wそして10人ライダーが立ち向かう。
登場キャラクター
  • 仮面ライダーW サイクロンジョーカー
    • 左翔太郎 - 桐山漣
    • フィリップ - 菅田将暉
  • 仮面ライダー1号(声) - 稲田徹[47]
  • 仮面ライダー2号(声) - 藤本たかひろ[47]
  • 仮面ライダークウガ マイティフォーム
  • 仮面ライダーアギト グランドフォーム
  • 仮面ライダー龍騎
  • 仮面ライダーファイズ
  • 仮面ライダーブレイド
  • 仮面ライダー響鬼
  • 仮面ライダーカブト ライダーフォーム
  • 仮面ライダー電王 ソードフォーム
  • 仮面ライダーキバ キバフォーム
  • 仮面ライダーディケイド
  • ヒルカメレオン(声) - 高戸靖広
  • ショッカー総統(声) - 柴田秀勝
  • ナレーション - 掛川裕彦

ミニドラマ 編集

『左翔太郎ハードボイルド妄想日記』
セル版DVD各収録の映像特典オリジナルショートストーリー。翔太郎の妄想世界「もしも亜樹子が○○だったら」を映像化。またミニドラマの間に挿入する形でメインキャスト3人(5巻より木ノ本も参加)によるスペシャルトークも収録されている。
スタッフ
発売日話数サブタイトル登場怪人
2010年
2月21日
VOL.1もしも亜樹子が優秀な秘書だったらティーレックス・ドーパント
3月21日VOL.2もしも亜樹子が市議会議員だったらコックローチ・ドーパント
4月21日VOL.3もしも亜樹子がメイドだったらバイラス・ドーパント
5月21日VOL.4もしも亜樹子が怪盗だったらバイオレンス・ドーパント
6月21日VOL.5もしも竜が探偵だったらバード・ドーパント
7月21日VOL.6もしも亜樹子がアイドルだったらトライセラトップス・ドーパント
8月6日VOL.7もしも亜樹子がマジシャンだったらパペティアー・ドーパント
9月21日VOL.8もしも亜樹子が【極妻】だったらナイトメア・ドーパント
10月21日VOL.9もしも亜樹子が妹だったらウェザー・ドーパント
11月21日VOL.10もしも亜樹子が殺し屋だったらジーン・ドーパント
12月3日VOL.11もしも亜樹子がおばあちゃんになったらジュエル・ドーパント
2011年
1月21日
VOL.12もしも誰もがハードボイルドだったらテラー・ドーパント

ネットムービー 編集

ネット版 仮面ライダーW FOREVER AtoZで爆笑26連発
映画『AtoZ/運命のガイアメモリ』に連動したWebムービー。AからZの26のアルファベットにまつわるショートフィルム。

てれびくんDVD 編集

ガイアメモリ大図鑑 編集

『仮面ライダーW DVD ガイアメモリ大図鑑』
てれびくん2010年8月号ふろくDVD収録のオリジナルエピソード。謎の衝撃でガイアメモリのことを忘れてしまったフィリップの記憶を思い出させようと、ガイアメモリを解説していく。超バトルDVDとも連動した内容となっている。
スタッフ
  • 監督 - 山口恭平
  • 脚本 - 木原大輔
  • 製作・発行 - 小学館

超バトルDVD 編集

『仮面ライダーW 超バトルDVD 丼のα/さらば愛しのレシピよ』(どんぶりのアルファ / さらばいとしのレシピよ)
てれびくん応募者全員サービスDVD。風都名物のラーメン屋・風麺を襲うドーパントの秘密を探るため、翔太郎、照井、亜樹子はドンブリ対決をすることに。
DVDは『FUTO EXPRESS』と書かれた専用の封筒で送られ、特典として劇中料理のレシピカード3枚が同梱された。登場する丼ドーパントは、ドーパント大賞で大賞を受賞した絵を元にデザインされた。本作のみ翔太郎とフィリップが、スターターメモリでの変身・サイクロンジョーカーからではなく、ヒートメタルから変身する。
ゲスト出演
  • 相田伊三(あいだ いぞう) - ヒロシ
    • オムライス屋「オムライFu」のマスター。
  • 相田エリコ - 藤江れいなAKB48
    • 伊三の娘。
  • 風麺マスター - どうきひろし
    • 風都で名物の屋台ラーメン屋。片言の日本語でしゃべる。
  • フロッグポッド(声) - 太田真一郎
    • ドンブリコンテストの司会&レポーターを勤める。元ネタは『料理の鉄人』より。
  • 親子丼・ドーパント[48]
    • 相田伊三が変身する「エッグ」と「チキン」の二つの記憶を持つガイアメモリで変身するドンブリ姿のドーパント。
スタッフ
  • 監督 - 山口恭平
  • 脚本 - 木原大輔
  • 製作・発行 - 小学館

ゲーム 編集

映像ソフト化 編集

  • 本篇の第1話と2話を編集・収録したヒーロークラブのDVDは2009年12月11日発売。
  • 本篇の第7話と8話を編集・収録したヒーロークラブのDVDは2010年1月21日発売。
  • 本篇のDVDは2010年2月21日から2011年1月21日にかけて発売中。全12巻(最終12巻のみ5話収録で11巻までは各巻4話収録)。全巻収納BOXが2010年8月6日発売に発売される第7巻の初回生産限定として付属。

インターネットラジオ 編集

劇中で「風都のラジオ番組」として登場するラジオ番組が実際に製作され、公式サイト『WIND WAVE』で配信されている。『仮面ライダー電王』『仮面ライダーキバ』でもインターネットラジオの企画は行われたが「劇中番組の再現」という形で行われるのは本作が初めてであり、内容も非常に作りこんである。配信番組は以下の4つ。

  • 「園咲若菜のヒーリングプリンセス」 MC:園咲若菜
    • 若菜が劇中でMCをしている人気番組の再現。本編で起こったことに関する話題もたびたび出る。第38話終了後の回は本編の内容に即して休止し、翌週終了となった。
  • 「FU-TO HIT on GROOVE」 MC:DJ HURRY KENN
    • 音楽番組。本編の主題歌・挿入歌やBGM、また歴代仮面ライダー作品の歌などを主に扱う。本編との繋がりは基本的に薄いが、第23-24話とはリンクしている。
  • 「向かい風一本勝負!!」 MC:つよしあやの
    • MCの二人が毎回様々な勝負や企画を行う
  • 「QueenとElizabethの白抜きハートマーク!!」 MC:QueenとElizabeth
    • 期間限定番組で、配信は5回分。

プロモーションビデオ 編集

上木彩矢 w TAKUYA『W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜』
翔太郎とフィリップ、亜樹子、W(サイクロンジョーカー)が出演。ガイアメモリを差し込んでも変身はせず、上木彩矢(ソウルメモリのカラー)とTAKUYA(ボディメモリのカラー)の衣装がチェンジする。
GACKTStay the Ride Alive
ゲスト出演としてラストシーンにW(サイクロンジョーカー)が登場し、「GACKT」のライダーカードを受け取る。
Queen & Elizabeth『Love♡Wars』
W(サイクロンジョーカー)とアクセルが出演。クイーンとエリザベスのダンスの間に、Wがマスカレイド・ドーパントやライアー・ドーパントと戦闘するシーンが挿入され、その戦闘途中に彼女らが乱入するという演出。
鳴海荘吉『Nobody's Perfect
本編で語られない鳴海荘吉のサイドストーリー。監督は田崎竜太。フィリップが見つけたある本によって、生前の鳴海荘吉と翔太郎が依頼を受けたテラー・ドーパントが関わった過去の事件を追体験することになる。荘吉が仮面ライダースカルに変身し戦うシーンも描かれている。亜樹子は登場しない。
松岡充W
映画外伝エピソード。仮面ライダーエターナルが登場する他、劇場版シーンからエターナルと戦うWが登場するシーンも挿入。

他の仮面ライダーシリーズとの関連 編集

脚注 編集

  1. 字幕の色分けは翔太郎:黄、フィリップ:青、亜樹子:緑、それ以外:白
  2. 仮面ライダーBLACK』以降、欧文表記は“MASKED RIDER”だったが今作では久々に“KAMEN RIDER”となった。
  3. 3.0 3.1 テンプレート:Cite web
  4. 最終話予告では「これで終わりだ」と発言された。
  5. 過去の特撮で、2人が1人のヒーローに変身するパターンは、『ウルトラマンA』や『超人バロム1』などがある。ただし、これらの作品は変身することにより新たな人格が存在するが、本作では『仮面ライダー電王』のライダーの変身者とイマジンのように精神媒介での意思疎通を行う。
  6. なお、この「相棒」という案が浮かぶまではフィリップという存在は無く、当初は1人で変身する主人公(後の翔太郎に相当するがこの頃はこの主人公をフィリップと呼んでいた)と彼の心の支えである荘吉による「2人で1人」という考えであったという。『仮面ライダーW 公式解体新書』収録のプロデューサー鼎談より。
  7. 石森プロ早瀬マサトは、フィリップを『ジュン』のジュン、翔太郎を『多羅尾伴内』の2代目・紙袋順平として描いている。テンプレート:Cite book
  8. 『テレビを輝かせた100人全部見せます』フジテレビ 2011年7月9日放送 番組内での桐山漣の発言より
  9. 本作以前にも『555』のスマートブレイン、『電王』のカイ一味のように司令塔を有する敵は存在したが、いずれも組織と言うよりは緩やかな連帯という描写であり、前作『ディケイド』の大ショッカーも全編を通しての登場ではなかった。
  10. 昭和シリーズなどでは、架空の国が名前のみ登場したり、架空の土地(地獄谷など)に行くことはあったが、本作のように作品全体の舞台となるのは初となる(但し、大阪など実在の地名も登場する)。
  11. 11.0 11.1 11.2 11.3 11.4 テンプレート:Cite book
  12. テンプレート:Cite book
  13. ただし、第9話以降はほぼ三条と二人で交互に脚本を担当している。
  14. 現在の時間帯になったのは、1989年1月 - 3月の日曜9:30枠から移動した『機動刑事ジバン』の第10話以降から。
  15. テンプレート:Cite web
  16. PHP出版「平成仮面ライダー徹底ガイド」172P
  17. 17.0 17.1 テンプレート:Cite journal
  18. 巨大なナルトは、石ノ森萬画館がある宮城県石巻市の蒲鉾屋「白謙」製のもの(『仮面ライダーW公式読本 W』P156より)。
  19. テンプレート:Cite web
  20. ただし「園咲若菜」の本には辿り着けたためミュージアムと関係ない「表向きの情報」は入手できる模様。
  21. 『MOVIE大戦CORE』の「メッセージforダブル」より、1999年11月に最初のドーパント事件が発生したことが判明する。
  22. 22.0 22.1 テレビ朝日公式サイトより。
  23. 劇中に登場したものの大半は大文字であり小文字は僅かだが、関連書籍に収録されている未登場のメモリには小文字のものが多数存在する。テンプレート:Cite book
  24. 戦闘力以上に、より特異性の高い能力や連携により推理と戦闘の両面で複雑さを高めるケースが多く見られた。こうした性質から、Wの上位フォームであるエクストリームも単純な戦闘能力の強化以上に「敵の能力の解析と無効化」を最大の特徴としている。
  25. ただし、「アノマロカリス」などの古生物を除けば、従来と違って具体的な生物名が出てくるのは「コックローチ」「ホッパー」ぐらいであり、「バード」「ビースト」のように抽象的な分類となっているものもある。
  26. これは極めて珍しく、ネットムービーに登場した物を除けば劇中で確認できるのは「ナスカ」と『MOVIE大戦2010』に登場した「死神博士」のみである。
  27. デザインについては、桐山が「こいつ俺一人(変身前の翔太郎)でも勝てるんじゃね?」と冗談を飛ばすなど、DVDのスペシャルトークで度々ネタにされている。
  28. そのため「前半で翔太郎たちがドーパントであると目をつけていた人物は無実で、正体はその周辺の(特に異性の)別人だった」という演出が少なくない。また女性が犯人の場合も多く、逆に声を変えることで裏をかくエピソードが存在し、東映公式HPでも「風都は悪女が多い」と言われている。
  29. テラー・ドーパントのドライバーのみ、ドーパント本体から伸びる触手のようなものと球体が一体化している。
  30. クレイドールエクストリームの場合、低くおどろおどろしい声に加工されている。
  31. 一部レギュラーが依頼人になることもあり、第13、14話は園咲若菜、第19、20話は照井竜(以降も何度かフィリップに捜査依頼をしている)、第21・22話は真倉俊、第23・24話はクイーン&エリザベス、第41・42話は刃野幹夫、第47・48話ではフィリップとなっている。また第35、36話では風都の子供たちが依頼人となった。
  32. OPのクレジット表記は第3話では「幼いフィリップ」、第14話では「幼少期の若菜の弟」とされ、本編よりも先に2人が同一人物と示唆されていた。
  33. 彼女の他にも、失踪したパティシエの関係者が数人、依頼人として訪れている。
  34. 34.0 34.1 『仮面ライダーW』超全集
  35. 井坂深紅郎を演じた檀臣幸は夫であり、夫婦で出演したことになる。
  36. 36.0 36.1 36.2 36.3 36.4 36.5 36.6 テンプレート:Cite book
  37. テンプレート:Cite book
  38. テンプレート:Cite book
  39. 39.0 39.1 テンプレート:Cite book
  40. 40.0 40.1 劇中でも彼女らはこれらの曲でCDデビューしている(ただしジャケットは異なっている)。
  41. 41.0 41.1 このエピソードのオープニングでは、劇中の歌番組のスタジオでの上木、TAKUYAによるライブバージョンの映像が用意され、サビを中心に23話では前半、24話では後半がそれに差し換えられた。
  42. 井坂が試験用に複製したメモリを使用。素体となったのはたまたま近くにいたオウム
  43. イメージでのみ登場。
  44. 後半の最後の部分で現れた謎の存在。
  45. 『MOVIE大戦2010』でディケイドとWが互いのことを認知している描写から『オールライダー対大ショッカー』ともリンクしており、『仮面ライダーW 超全集』の「ガイアメモリ 光と影の攻防」でも正史に組み込まれている。
  46. テンプレート:Cite book
  47. 47.0 47.1 『オールライダー対大ショッカー』と同じキャスト。
  48. 大賞の絵を元に登場する怪人としては『仮面ライダーファイズ』に登場する怪人・オクラオルフェノク以来となる。

外部リンク 編集

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