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Rider-X 2
X

登場作品 編集

各登場作品 編集

『仮面ライダーX』 編集

仮面ライダーX』から『仮面ライダーBLACK RX』については、

神敬介」を参照

神敬介が変身した姿。「仮面ライダーX」の名前は父・神教授から贈られた。「Xライダー」とも呼ばれている。なお、そのデザインは特定の昆虫をモチーフにはしていないが、従来の仮面ライダーの姿を受け継いでいる[1]。身体は「耐圧リング」で覆われており、愛車クルーザーと共に深海1万mでも活動可能。元来は「深海開発用の改造人間」としての目的で設計されていた。動力は「太陽エンジン」と呼ばれる機関であり、起動に太陽光線と風力、水力を利用する。詳細はプラズマを使用していること以外は不明であるが、一部の書籍では太陽と同じ核融合系の機関であるとの説が提示されている。

『仮面ライダーディケイド』 編集

仮面ライダーディケイド』26話に登場。「Xの世界」の仮面ライダーXとして回想のみ登場。

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』の冒頭のライダーバトルではクウガドラゴンフォームのドラゴンロッドとロッド同士で激突。勝敗は描かれていないがクウガが勝ったところを見ると負けたことになる。終盤では大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるため登場。劇場版(『オールライダー対大ショッカー』)では、別の世界のXかどうかは明かされていない。ただし、デザインの異なるキングダークに対して、すぐにそれがキングダークであると気付いている。

変身プロセス 編集

28話でマーキュリー回路がセットされる以前と以後で変化している。
前期(1話〜28話、劇場版)
  1. 一定のポーズと「セタップ(Set up)」のかけ声とともに、首から下に専用スーツ及びベルトが着用される。
  2. 続いてベルトの左腰部に取り付けられたレッドアイザーを右手に、右腰部に取り付けられたパーフェクターを左手に掲げ、レッドアイザーを頭部正面に構える(その際、交差した両腕がXの文字を描く)[2]
  3. レッドアイザーが変化してXマスクが出現し、自動的に顔に半分ずつ装着される。
  4. パーフェクターを口に装着することによって体内メカが起動し変身完了。
変身にその他のアイテムを使う必要があることから、腕を固定された状態や腕を怪我した状態では変身することが出来ない。[3]またセタップによる変身は所要時間に1秒を要したり、パーフェクターをセットしないままではすぐに行動不能になる弱点があり、これらはすがやみつるによるコミカライズ版にて見ることができる。劇場版では新1号の変身ポーズに酷似した変身ポーズで変身した。
講談社のファイルマガジンVol5では、「レッドアイザーの装着の際、Xマスクと敬介の脳は専用端子によって接続されるため変身の際にはかなりの激痛を伴う」という記載がある。
後期(28話〜35話)
それまでとは違い、直接アイテムは使わない。一度腰の位置で構えた両手を突き上げ「大変身」と叫びながら身体全体で「X」の字(または「大」の字)を描くように両手を開き、変身ポーズを構えた後にジャンプするとスーツ及びXマスク、パーフェクターが装着されたXへ変身が完了する。
強化前より変身所要時間はかなり短縮されており、アイテムも必要としないためセタップ変身の欠点がかなり解消されている変身方法と言える。ただし、タイガーネロ戦のように両手を特殊金属の鎖等で縛られ、ポーズをとれない場合は変身できない。
変身ポーズの変更は「セタップ変身では子供が真似しづらいから」という理由によるものとされる[4]

能力・装備 編集

カイゾーグとしての能力
1万メートルの深海の重圧に耐えるため、その肉体は機械と生身が巧みに溶けあった特殊な構造とハイスチールと呼ばれる特殊超合金製の外骨格を持っており、変身前でも包丁等の並みの刃物では傷一つ付かない頑強極まりない強度を誇る。
また海で活動するために人工肺は水中から酸素をとりこむ機能も併せ持っており、水中での活動時間は無制限である。
最新鋭の潜水艦に搭載されるほとんどの機能が何らかの形で装備されており、その数多くの機能の制御と行動スピード及び反射神経、思考速度の大幅な強化を目的とした高性能電子頭脳が敬介の脳に直接取り付けられている。そのため従来のライダーに比べて行動速度や反応速度の点で優れている。
Xマスク
銀色の部分で太陽光線をエネルギーに変える機能がある。劇中使用されなかったが聴覚にソナー機能も付いており海底でも機能するとされている。
マスクの口の部分に装着されているパーフェクターは、風力エネルギーと太陽エネルギーをドッキングさせるエネルギークロス装置が内蔵されている。先述のように、Xとしての能力を発揮するためのキーにもなっている。
スーツ
Xに変身した状態ではアサルトライフルの零距離フルオート射撃を集中されても完全に無効化する程の防御力を発揮する。
両手袋の指先には高速振動装置が仕込まれている。体側部両脇の赤いライン(レッドトラップ)は魚の側線に相当する水流センサーで、赤い胸(ガードラング)は装甲板兼水中での深度調節用バラストタンクの機能を持っている。また腹部にはV3やライダーマンのスーツにも見られるメタボライザー=代謝調節装置(疲労を低減させる)が収められている。
マスク同様銀色の部分で太陽光線をエネルギーに変える機能があり、ライダーショックという特殊能力はこの機能を利用している。
なびかせているXマフラーは余剰エネルギー放出用の安全弁としての役割がある。
ベルト[5]
バックル部分はエネルギー源=風力や水力を取り込むための風車であるが、技術の進歩により過去のライダーではコンバーターラングとエナージコンバーターと分けられていた機能がすべてバックル内に小型化され組み込まれているとされる。また風車横の赤い矢印状の部分は風車用のラジエーターである。
またベルト中央部にXライダーを特徴づけるライドルという武装を兼ねたツールが装備されており、ライドルの着脱や特殊能力の使用と連動して回転・停止し、パワーを倍増させるスーパーチャージという機能を持つ。また両脇には吸着マグネットが装備され、これを足の裏に装着することで垂直の壁を歩行可能。
脚部
水中での推進用の装備であるエア噴射装置=エア・ジェットが装備されている。ジャンプ時にこれを併用することで、85mの跳躍力を発揮したり、自由落下状態からの再上昇も可能になる。
ライドル
ベルト部分に格納されている武装を兼ねたツール。Xのベルト部分でのみ受信できる電波を発する”洋服のボタン程度のサイズの小型発信機”が搭載されているほか、本編中明確に描かれていないがXによる脳波コントロールが可能であることを示唆する描写がある。
グリップ部分にあるL・R・S・Hの各スイッチを操作することによりセル配列が変わり、以下の形態に変化する。
  1. Hボタンを押すと、乗馬用の短鞭とフェンシング用の剣を掛け合わせたようなデザインの乗馬用鞭形態・ライドルホイップ[6]となる。ベルト収納時の形態でもあるため、ライドルをはじめて使う際は必ずこの形態になる。設定では磁力の流れる剣となっており、超電気という電気を放電することも可能(本編中の呼称は電気ショック、エレクトリックパワーなど)。
  2. Sボタンを押すと両側に握り部分のある棒形態のライドルスティックとなる。Xがもっとも多用した形態で怪力改造人間ヘラクレスのパワーをもってしても曲げることすらできない強度を持ち、打撃とともに強烈な電磁波を放つほか防御用にも使われる。
  3. Rボタンを押すと長いロープ形態のライドロープとなる。グリップの一方をベルトにセットすることで捕縛した敵に高圧電流を流すことができる。
  4. Lボタンを押すと、ライドルスティックと形状は似ているが高飛びの棒ほどの長さに伸びたロングポールとなる。最大10mまで延伸可能で、ジャンプの補助や高所に一気に登る、相手との間合いをとって攻撃するときなどに使われる。
ベルトへの収納位置の関係上右腕でしかライドルを抜けないため、当時の児童誌には右腕を潰すことがXの攻略法と紹介されていた。他のX攻略法としては「セットアップの際の1秒の隙を突く」、「太陽も風も無い場所へ誘い込む(Xは太陽光線か風のどちらかだけでも普段どおりの能力を発揮できる)」というものがあった。
ライドルは非常に多彩な機能を持つ優秀な武器ではあるものの、後のRXのリボルケインのような"ライダーの肉体を用いた技を超える"ほど強力ではない。反面後述するようなピンチを跳ね返し攻撃に転ずる際に使用される応用技はいくつも存在する。ライドルホイップやライドルスティックをブレードや棒術のように扱うXライダーと、基本的に何らかの手持ち武器を駆使するGOD怪人の戦いは他のシリーズとは印象のかなり異なる独特の雰囲気を持ち、Xライダーの最大の特徴といえる。
マーキュリー回路
28話で風見志郎により体内に装着された回路。新必殺技・真空地獄車を放つ際に必要なマーキュリーパワー(このパワーは、その設定についてほとんど劇中では語られていない)を生み出す他、身体スペックもジャンプ力、耐久力などの全能力が以前の3倍にアップしている。この回路をセットするために、風見は自身と敬介との血液交換・回路をセットする施術の双方を行った。
強化後は27話での再生怪人との戦闘の分析からGOD側が発見したという”弱点”も改善され、苦杯をなめさせられたクモナポレオンの武器も通用しなくなっている[7]。また先述の記載通り変身プロセスも変更されているが、これもこの回路の機能によるものとされる。
身体スペックの強化により、これまでのライドル使用時以上の戦闘能力をライドルの使用なしでも[8]発揮できるようになった。強化後のXは手数の多いパンチ技を多用し、力任せの戦法も目立つようになった。
なお本放送当時の児童誌にはマーキュリーパワーの追加装備によって新たに修得された必殺技は10数種存在し、改造によって手を加えられた箇所は全身と記述されている。

編集

Xパンチ
スタンダードなパンチ技。
Xチョップ
スタンダードなチョップ技
Xキック
強化前のメイン必殺技。空中でライドルを使って大車輪を行って加速度をつけ、X字の体勢を取ってエネルギーを集積した後に蹴りこむ。ライドルを使わずそのまま蹴り込むバージョンも存在する。
X2段キック
立花藤兵衛との特訓で体得した。投げ技で相手を放り投げてからXキックを2発連続で見舞う。「打倒マッハ・アキレス」の為、編み出されたので使用もこの回のみ。
回転キック
地面にライドルスティックを突き立て大車輪しながら蹴り込みを入れる。
X必殺キック
見た目はXキックとほぼ同じながら、より高い威力を発揮する強化版Xキック。アポロガイスト戦に使用。
ライドル脳天割り
ジャンプして高空から急降下し、ライドルスティックで相手を一刀両断に断ち割る。
ライダーハンマーシュート
一本背負いの要領で相手を高く投げ飛ばし、落下時の衝撃で爆砕する。
X斬り
ライドルホイップで敵をX字に切り裂く。なお変身後の名乗りの際にも同様のアクションを見せる。
ライドル風車
敵の攻撃をライドルスティックの中央部を握ってプロペラ状に高速回転させ、旋風を巻き起こすことで相手に跳ね返す。イカルス戦で「イカルスデススモーク」を返すのに使用した。対ガマゴエモン戦ではライドル風車火炎返しと称して敵の火炎攻撃を跳ね返すために使用。
ライドルバリア
ライドルスティックの”打撃時に発する電磁波”を応用したバリア。オカルトス戦では相手の超能力まで跳ね返した。
ライダーショック
身体に電気を流し敵からガードする。V3の「V3バリア」同等の効果があるとみられる。
電気ショック(エレクトリックパワー)
ライドルホイップに電気を流し使用する。ユリシーズの「冠縛り」から逃れる時に使用。他にも劇中使用されなかったがXライダーの言動からライドロープ状でも使用出来る事が確認されている。
真空地獄車
マーキュリー回路が追加され強化された後の必殺技。基本的には敵に組み付き、回路から供給されるパワーで車輪状に大地を高速回転して相手の頭部を何度も大地に叩きつけて戦闘力を失わせるとともに、その回転をもエネルギーとして相手を空中高く放り投げ、自らもジャンプしてXキックを放つ。しかし、制作費高騰の影響もあってか技をかける際に真空地獄車を怪人に掛けているXライダーのイラストで処理している為に「紙芝居キック」という残念なネーミングを受け、本作品の打ち切り原因を作った要因に挙げられている。
やや違ったパターンとしてヒルドラキュラ戦での「相手に組み付いてジャンプして空中で高速回転させて相手の戦闘力を失わせ、相手から逆回転して離れた後に地獄車キックを放つ」というものがある。
『仮面ライダーSPIRITS』では、水中戦で自身より遥かに巨大なキングダーク2号機を回転させて破壊するという荒技を見せた。
空中地獄車
トカゲバイキング戦で見せた真空地獄車の派生技。相手を使わず、マーキュリー回路のパワーを開放して数回月面宙返りを行い、加速した状態からキックを叩き込む。
Xライダースーパーファイブキック
劇場版でのみ使用した五人ライダーの連携技。歴代のライダーたちがXを次々投げ飛ばして加速をつけて威力を増す。オリジナル怪人のコウモリフランケンを撃退した。

使用マシン 編集

クルーザー
神啓太郎教授が開発した、カイゾーク用の海底開発用バイク。普通のバイクにカムフラージュする能力はなく、敬介は普段は別のバイク(スズキハスラーTS-250 5型)に乗っている。(中盤で敬介はバイク上で「セタップ」を行っており、この時は変身後はクルーザーに成っていたので定かではない)
車体の色は赤と白。動力はXと同じく太陽光線と風力、水力から生み出すプラズマエネルギーによって動く水流ジェットエンジン(後部カウルに取り付けられている。一部の書籍では「太陽エンジン」)。最高時速は700キロ。車体の前部に搭載した2基のプロペラによって、短時間ではあるが飛行できる(小型ジェットエンジンから、ピンクの炎を吹き出して走行している様子がOPで確認出来る)。またこのプロペラはV3の逆ダブルタイフーンのように逆回転させることですさまじい旋風を生み出す武器としても使用可能。後部スクリューで海中を進むことも可能。200mのジャンプ力を誇り、クルーザージャンプで空へ飛び上がり、空中で回転するクルーザー大回転は多用されている。必殺技はクルーザーに乗って体当たりするクルーザーアタック(怪人パニックを倒している)。最高出力は1500馬力。「白い弾丸」という別称がある。
その能力を生かしてか、本編中はオートバイというより飛行マシーンとして使用するシーンもかなり多い。歴代「昭和放映の仮面ライダー」のマシーンで唯一グライディング(風力による浮遊飛行)に頼らず単独飛行が可能なマシーンでもある。
撮影用のベースマシンは前作のハリケーンに続きスズキモトクロッサーTM250。外装の飾りが多く、走行中に部品が脱落することもしばしばあったという。本編中オートバイ戦自体が多めだったこともあってクルーザーの出番は他のシリーズに比べて多く、終盤でのクルーザーはボディの損傷が他のライダーマシンと比較して激しい。

仮面ライダーXを演じた俳優 編集

神敬介も参照。

鈴村健一
『仮面ライダーディケイド』劇場版で声のみ担当。

関連項目 編集

  1. その理由について劇中での説明はないが、雑誌設定では神教授と緑川博士が過去に同じ研究所に所属しており交友関係にあったとの記述がある。目にはこれまでの仮面ライダー同様「複眼パターン」がある。また、企画書ではバッタの改造人間であるとの記述もなされている。
  2. このあたりの演出は一定していない。劇中映像では先にベルトのみ出現した状態の敬介が一定のポーズをとって両腰のレッドアイザーとパーフェクターをつかみ、「セタップ」のかけ声と共に掲げてからスーツが着用されるというパターンも多く存在する。そして、劇場版でもまた違った変身ポーズをとってから両アイテムを掴んでいる。
  3. 仮面ライダーSPIRITS』では、片腕を切断された状態でありながらもセタップ変身を行っている様な描写が見られた。また、同作でマーキュリー回路がショートした際には「回路が作動しない際は大変身はできなくなるが、セタップで変身できる」「マーキュリー回路には自己修復機能があるため、一定時間で機能復帰する」との解釈が示されている。
  4. なお、後年日本テレビのバラエティ番組「ザ!世界仰天ニュース」で速水がゲスト出演し、神敬介に扮してXに変身するシーンがあったが、その際にはセタップが演出上再現困難ということもあり、大変身の方が採用されている。またそれ以前に「ぶらり途中下車の旅」に速水が出演した際、仮面ライダーXの絵本をみつけた速水はやはり大変身のポーズを披露している。
  5. 後発作『仮面ライダーキバ』ではオマージュとしての存在がある。仮面ライダーサガのサガークがそれである。ライドルに相当する部分は「ジャコーダー」と呼ばれているサガの必殺武器である。
  6. ホイップ(ウイップ:whip)とは『(乗馬用)鞭』の事である。尚、同作者の『秘密戦隊ゴレンジャー』でアカレンジャーの用いる武器の『レッドビュート』の"ビュート"は『(投げ縄様の)紐鞭』の事である。これらの事から、このボタンのみ本来の英語でなく、日本語(ローマ字)でスイッチの文字が書かれている事が判る。
  7. 初戦におけるクモナポレオンのX攻略法はエネルギーを奪う糸で神敬介の不意を突いて足を捕らえ動きを封じ、顔面に”吸血蜘蛛”、この時点で敬介はXに変身するもXキックをはじめ全能力は既に封じられており、とどめで”クモの巣ジャングル”でエネルギーを奪うというものであった。この攻撃法から見てXのは変身時にパーフェクターが装着される位置=口周辺が弱点のようである。なお強化後もクモナポレオンの技自体は2つ共にまともにくらっているが効果がいっさい無いと描写されている。
  8. 強化後、本編では最終回のクライマックスで1回使用したのみである。逆に後輩ライダーとの客演時には、強化以前通りライドルを多用している。

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