FANDOM


仮面ライダー』(かめんライダー)は、週刊ぼくらマガジン及び週刊少年マガジンに連載された石森章太郎(石ノ森章太郎)の漫画作品。 テンプレート:ネタバレ

概要 編集

1971年に特撮テレビ番組『仮面ライダー』の放映に先行して、講談社の「週刊ぼくらマガジン」にて連載を開始。同誌の廃刊後は「週刊少年マガジン」に掲載誌を移した。

一般的には原作版と呼ばれることが多いが、厳密には本作の映像化としてテレビ版が制作されたのではなく、テレビ版の企画を元に執筆されたメディアミックスにあたる。石ノ森が原作者名義となっているのは本作の執筆だけではなく、企画段階で設定とキャラクターデザインを提供したことなどによる。但し、公式資料や関連書籍においても原作版と表記されることがある。

テレビ版では語られなかった設定や異なる部分が多く、ストーリーも序盤はテレビ版に準ずるものだが、中盤以降は独自の展開となっている。改造人間の苦悩や、単なる悪の組織ではないショッカー、現代にも通じる社会風刺など石ノ森テイスト溢れる内容となっており、今なお人気を誇る作品である。

第6話「仮面の世界」で、ショッカーの大規模計画が仮面ライダーに阻止された時点で連載は終了し、ショッカーとの決着や本郷と一文字の行く末は語られないまま、物語は終了している。その後、本郷猛と一文字隼人の物語は、石ノ森本人によっては描かれることはなく、『仮面ライダー』の漫画展開はすがやみつる等によってテレビに準じた展開で引き継がれていくことになる。

なお、2004年に早瀬マサトによって、本作の続編とされる小説『仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-』が発表されている。続編における展開や各キャラクターの行方については、そちらを参照のこと。

登場人物 編集

仮面ライダーとその協力者 編集

本郷猛 / 仮面ライダー
城北大学生物学研究室の学生で本郷財団の御曹司。ショッカーによってバッタの改造人間に改造されるが、緑川博士によって脳改造前に逃亡する。感情が高ぶると醜く手術の傷跡が浮かび上がるため、仮面で隠している。
11人のショッカーライダーとの戦いの中で命を落とすが、脳死には至っておらず、脳髄のみで生き残ることとなった。隼人とはテレパシーを交わすことができる。終盤では機械の身体に脳髄を移して復活し、隼人や滝と共に戦った。
一文字隼人 / 仮面ライダー
第3話『13人の仮面ライダー』で本郷の前に現れた青年。本郷と初対面のときには毎朝新聞記者を名乗っていたが、それは本郷に近づくための詐称で、その正体はショッカーライダーの一員であった。本郷抹殺の命を受けていたが、彼の腕にある改造手術の傷跡で本郷に気づかれる。戦いの最中、頭部に銃弾を受けた際に洗脳が解けて、他のショッカーライダーと戦い全滅させた。その後は本郷の遺志を継いで自身が第二の「仮面ライダー」となり、ショッカーと戦う。
TV版と同様にフリーのカメラマンを生業としている。性格はTV版よりも攻撃的で好戦的、そのうえ軽い無鉄砲な熱血漢として描かれている。水底村という小さな漁村の出身で、第5話ではその故郷が戦いの舞台になる。広島原爆の残した被害について取材するうちに、白血病に苦しむ少年・浩二やその姉・順子と知り合い、順子とは半ば恋仲になるが、改造人間となった後は順子のことをあきらめている。
緑川博士
本郷の恩師。ショッカーに協力させられていたが、本郷と共に脱出した。TV版と役どころは変わらないが、より意志の強い人物に描かれている。脱出計画の一環として本郷を改造人間に推薦しており、本郷が改造される前に脱出する予定だったがそれを果たせなかったことを後悔していた。本郷と共にショッカーと戦う決意をしていたが、くも男に裏切り者として抹殺された。
立花藤兵衛
本郷の父の代から本郷家に仕える執事。
緑川ルリ子
緑川博士の娘。当初は本郷が緑川博士を殺したと誤解して憎んでいたが、真相を知ってからは本郷に協力するようになった。本郷の死を境に登場しなくなる。
滝二郎
FBI捜査官。
浩二
第6話『仮面の世界(マスカー・ワールド)』で登場する少年。両親の被爆のために白血病を被っている[1]。そのため、余命は短いが一文字のことを慕っており、一文字が見舞いに訪れるたびに体を張って元気な姿を気取っていた。一文字はショッカーのアジトから医者をさらって浩二のために奔走するが、その努力も空しく、一文字がショッカーの巨大計画から戻ってきた時には体の限界で息を引き取っていた。
順子
浩二の姉で、一文字が想いを寄せる女性。武装解決の日本に絶望していた。

ショッカー 編集

日本政府の政策にも加担していた大組織。ショッカー (萬画版)を参照。

サブタイトル 編集

  1. 怪奇くも男(ぼくらマガジン 1971年16号-17号)
  2. 空とぶ吸血魔人(ぼくらマガジン 1971年18号-23号)
  3. よみがえるコブラ男(少年マガジン 1971年23号-28号)
  4. 13人の仮面ライダー(少年マガジン 1971年29号-34号)
  5. 海魔の里(少年マガジン 1971年35号-41号)
  6. 仮面の世界(マスカーワールド)(少年マガジン 1971年42号-53号)

単行本 編集

  • 少年マガジンカラーコミックス(講談社)全5巻
  • サンコミックス(朝日ソノラマ)全4巻
  • サンワイドコミックス(朝日ソノラマ)全2巻
  • 愛蔵版(中央公論社)全1巻
  • 中公文庫(中央公論社)全3巻
  • Shotaro World(メディアファクトリー)全3巻
  • ChukoコミックスLite(中央公論社)全4巻
  • 角川マンガ(角川書店)全2巻
  • 石ノ森章太郎萬画大全集(角川書店)全3巻

メディアファクトリーと角川書店からは完全版として発行された。それ以外の出版社のものは、いずれも未収録部分が存在する。

まんがビデオ 編集

1999年に発売。原作漫画をデジタル加工で作成し、吹き出しにボイスが加えられた映像作品。

本郷役にTVシリーズで演じた藤岡弘、一文字役に原作者・石ノ森章太郎の息子である小野寺丈が演じた。

収録内容は『怪奇蜘蛛男』、『13人の仮面ライダー』、『仮面の世界』の3つ(他のストーリーはナレーションによって要所のみ挙げられる)。

注釈 編集

  1. 被爆者の子孫は白血病にかかる可能性が高いという話は、本作執筆当時は広く流布していたが、現在では医学的に否定されている。

関連作品 編集


外部リンク編集


仮面ライダー
漫画
作者 石森章太郎
出版社 講談社
掲載誌 週刊ぼくらマガジン / 週刊少年マガジン
発表期間 1971年 - 1972年
話数 全6話

広告ブロッカーが検出されました。


広告収入で運営されている無料サイトWikiaでは、このたび広告ブロッカーをご利用の方向けの変更が加わりました。

広告ブロッカーが改変されている場合、Wikiaにアクセスしていただくことができなくなっています。カスタム広告ブロッカーを解除してご利用ください。

FANDOMでも見てみる

おまかせWiki